モンキー製作時に、マフラーの車高短対策としてエキパイの底上げ加工は行っていたのですが、ツーリングに行った際、エキパイの底ではない箇所が擦ってとても不快…。
そこで再度マフラーのエキパイをカットし、擦らないように徹底的に対策を打ちましたので、簡単に紹介していきます。
使用するもの
- グラインダー
- 高速切断機
- 溶接機
- リジットラック
マフラーを切断して溶接することで、取り回しを変更して対策するので溶接機を使用しますが、溶接機は安く入手可能で、扱いもそれほど難しくないので、溶接機さえ購入すれば誰にでも同じような加工が可能です。
▪️使用している溶接機
高速切断機に関しては、なくてもグラインダーのみの作業も可能ですが、溶接時に隙間なくカットが可能なので作業効率がかなり良いです。
角度切りも出来るし。
【モンキー】マフラーが擦るので徹底的に対策
今回、マフラーが擦る箇所は上の画像矢印部分です。ここが地面と近く、右バンクするとすぐに擦ってしまうため、取り回しを変更しました。
クランクケース下に関しては、ケースにピッタリ付くように加工済みですので、底面が擦ることはないんですけどね…。
また、ここは純正ステップ用のフレーム側にあるパイプ部分が邪魔でこれ以上どうしようもなかった為、フレーム側もサンダーで切断してマフラーをガッツリ底上げして対策します。
少しエキパイの取り回しを外側に出すという選択肢もありましたが、切断して真上にあげた方がスマートだし、ということでカットです。今回の車両は4L純正フレームですが、5L純正フレームも同様にあると思います。
※下の画像矢印部分。バックステップならもう一生使うことはありませんので、躊躇なくカット。
そしたら、エキパイ側のこのあたりを斜めにカットし、その先サイレンサー側のエキパイを車体側に少し回転させつつ、バックステップギリギリまで位置を近付けられるように、カットした角度とは反対側に斜角を付けてやります。
この時、サイレンサー側の回転させる度合いや、斜角の角度は車体に合わせつつ、現物合わせでひたすら微調整が必要です。
エキパイ側は最初のカットで固定し、マフラーを車体に固定しつつジャッキで下から支えながら、サイレンサー側のパイプをひたすら削って調整してやれば楽チンです。
途中経過の写真は一切撮っていませんが、仕上がるとこのぐらいマフラーが上がりました。
- 上側 加工前
- 下側 加工後
バックステップとの距離感を極限まで詰めてやったことで、ガッツリ右側に車体を倒して右カーブを曲がることが可能になりました。
ステップに足を乗せると、かかとがサイレンサーに乗っかるようになっちゃいましたけど…。擦るより全然マシです。
あと一点、エキパイを詰めた時に使用できなくなった、オーバーレーシングの付属ステーが再度使用できるようになったので、そちらに交換しました。(元々使用していたステーは逆に使えなくなった。)
※加工後はマフラーステーの長さ変更が必要になる場合があります。
まとめ
フランジ側を詰めているため、エキパイの底が擦ることはほとんどありませんでしたが、フランジ側だけでマフラーの詰め加工をしてしまうと、サイレンサー部分の立ち上がり部分が右バンクで擦ってしまうので、マフラーの底上げ加工をされる場合はこちらもセットで加工することをお勧めします。
マフラーが擦って傷付くことに関しては、正直どっちでも良いのですが、気を使わずに乗れる2号機というのがこの車体のコンセプトだったので、これでようやく乗ることに対するストレスがかなり軽減されました。
今回のモンキーのように、そこまで車高を低くしていない車両であっても、サイレンサーの立ち上がり部分が擦る車両は多いです…。オークション等に出てくる中古マフラーを見ていても、大概のものが擦り傷があるぐらい…。
エキパイの取り回しをちょこっと加工してやるだけで、全くもって擦らなくなるのでおすすめです。
▪️使用した溶接機
それでは。
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