放置していたモンキーのエンジンを掛けようと思ったのですが、エンジンが掛かりません…。このような場合、どの手順で原因を探っていけば良いですか?
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、モンキーのエンジンがかからない原因について紹介していきます。
モンキーのエンジンが掛からない原因
モンキーのエンジンが掛からない原因は色々ありますが、以下の2つを確認しておきます。
- プラグから火は飛んでいるか?
- キャブレターにガソリンは来ているか?
プラグから火が飛んでいるかどうかの確認は、キーをONの状態にして、プラグを外しプラグをプラグキャップにはめた状態で、プラグをエンジン本体部分に近付け、キックをすれば確認可能です。
この2つを確認して問題がない場合で、なおまだエンジンが掛からない場合は、以下の点に原因がある可能性がありますので、端から順番に原因を探っていくしかありません。
▪️エンジンが掛からない原因
- ガソリンが腐っている
- ジェット類が詰まっている
- エアが吸えていない
- 2次エアを吸っている
- キャブセッティングが極端にズレている
- 点火時期の狂い(ポイント点火のエンジン)
※古いモンキーの場合、バッテリーが上がっていてもそれはエンジンが掛からない原因にはなりません。
放置期間が長い場合
放置する前までは問題なくエンジンが掛かっていた車両で、長い放置期間を経てエンジンが掛からなくなってしまったようなケースであれば、キャブレターの中を洗浄する点とガソリンが腐っていないかの確認が必要です。
長らく放置した車両の場合であれば、この2点を確認してやることでエンジンが掛かるケースが大半です。
長い時間放置すると、キャブレターの中にあるジェット類の穴が詰まってしまい、エンジンが掛からない状態になりがちです。
キャブのフロート室を開けて、中にあるスロージェットとメインジェットを取り外し、パーツクリーナー等で洗浄して、パーツクリーナーが穴をしっかり通過するようにしてやれば洗浄完了です。
ジェットの穴はとても小さく、中でガソリンが劣化すると穴が汚れによって塞がってしまうことがあります。この穴が塞がってしまうと、フロート室からガソリンを吸うことが出来ず、燃焼室にガソリンを送ることが出来ません。
また、放置期間が長いとガソリンタンクの中でガソリンが腐っており、エンジンが掛からないケースもあります。
ガソリンは古くなると、燃えにくくなりエンジンが掛からないことがあります。タンクの中の匂いを嗅いでみて、ガソリンとは異なる匂いがするようであれば、ガソリンを新しいものに入れ替えてみることをお勧めします。
まとめ
モンキーのエンジンが掛からない場合は、ガソリンが来ていること。プラグから火が飛んでいることを最優先に確認を行い、エンジン始動を試みて下さい。
それでもエンジンが掛からない場合は、以下の点を確認してみて下さい。
- ガソリンが腐っている
- ジェット類が詰まっている
- エアが吸えていない
- 2次エアを吸っている
- キャブセッティングが極端にズレている
- 点火時期の狂い(ポイント点火のエンジン)
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