少し前に購入してきたミニクーパーのエンジン下回りを覗き込んでみると、ドライブシャフトシールからオイルが漏れている(滲んみ)ことを確認。
すぐにオイルシールを交換しようと思いましたが、滅多に乗らない車だし、季節は夏だし面倒なので応急処置の方をしましたので、修理方法と合わせて、応急処置について紹介していきます。
ドライブシャフトシールからのオイル漏れ修理
ドライブシャフトの差し込み部分には、オイルシールが使用されているため、ここのオイルシール(ゴムパッキン)が劣化してくると、ミッションオイルやオートマオイル、CVTオイルが漏れてきます。
こんな形状のオイルシールが嵌め込まれています。
このオイル漏れを直す方法は、ドライブシャフトを引き抜き、新しいオイルシールに交換するほかありません。
外し方はそこまで難しいものではなく、ドライブシャフトとハブを固定しているセンターナットを外したのち、ハブからドライブシャフトを抜いてやった状態で、ミッションケース側からドライブシャフトをバールでこじれば外すことが可能です。
ハブ部分のスプラインが固着していて、なかなか抜けないような場合は少々厄介ですが…。ここがすんなり抜けるケースであれば、容易に抜くことが可能です。(もしくは、ハブ側を外さずにスプライン部分を引き抜くか。)
※ミッションケース側は、スプラインになっており、差し込まれているだけです。
ただ、ドライブシャフトを引き抜く際には、オイルが漏れてきてしまうため、垂れてくるオイルの受けだったり、オイルの補充等が必要になります。
応急処置の方法
オイルシールの劣化状態だったり、オイル漏れの度合いによっても話が変わってきますが、オイルシールが切れたりしている場合を除いては、ワコーズさんのミッションパワーシールドを投入することによって、オイル漏れの量を減らしたり、オイル漏れを止めることが可能です。
僕自身の車は止まりましたし、止まったというレビューが多い一方でもちろん、オイル漏れが止まらなかった。というユーザーも声もあります。
※オイルがダダ漏れの場合は、入れてもほとんど効果は無いと思う…。
この添加剤を入れることによって、劣化して硬くなったオイルシールが柔らかさを取り戻し、シール性能を良くする仕組みです。
今回のミニクーパーの場合、ミッションケースの下側に雫が出来るぐらいの漏れ具合でしたが、ミッションパワーシールドを投入してからしばらくしたら、オイルシールからのオイル漏れが止まりました。
いつまでオイル漏れを止めた状態を維持するかは不明ですが、今のところオイル漏れはありません。絶対にオイル漏れが止まるとは断言出来ませんが、そこまで高いものでは無いので、ダメ元で入れてみる価値はあるかと思います。
ドライブシャフトは走行時常に回転しているため、液体ガスケットのようなものを使用した応急処置は不可能です。この添加剤を投入してみるぐらいの方法しかないかと思います。
まとめ
ドライブシャフトシールからのオイル漏れは、年数が経った車であれば、ありがちな箇所になります。
ドライブシャフトが常に回転しているため、痛みやすいオイルシールなので致し方無いかと…。
これを修理する際には、一度ドライブシャフトを引き抜く必要があるため、部品代はそんなに高くないものですが、工賃は10000円近くは必要になるケースが大半かと思います。ま〜1万円は超えてくるかと。
交換までの期間を先延ばしにしたい、少しでも止まる望みがあるのなら。という方であれば、ワコーズさんのミッションパワーシールドを投入してみることをお勧めします。
絶対に止まる保証はありませんが、僕のミニクーパーはこれでひとまずオイル漏れが止まりました。入れてみてダメなら交換するか。ぐらいのメンタルじゃ無いなら、初めから交換してしまうことをお勧めしますけどね…。
それでは。
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