車を初めて手に入れて、楽しく弄る事は良いことだと思います。車弄りをする人も少なくなっている世の中ですからね…(どこの叔父さん。笑)
さてさて、本題ですがSNSを見ていると結構いるんですよね!『パンタジャッキ』を使って車弄りをしている人が…。パンタジャッキというのは出先でタイヤのパンクなど何らかのトラブル時に応急処置として車を持ち上げる為の道具です。
決して普段からパンタジャッキを使って車弄りをする事はおすすめしません。というより辞めてください。
そこで、この記事では、パンタジャッキの危険性についてお話ししていきます。知っている人もいるかも知れませんが、数は少ないもののパンタジャッキによる事故というのはいつ起こっても不思議ではありません。
パンタジャッキとは?
冒頭でもお話しましたが、パンタジャッキとは応急処置用に初めから車に積載されている、車をジャッキアップするための道具になります。
これは決して車をいじる為ではなく、出先でのトラブル回避の為に積載されているという事をよく頭に入れておいて下さいね。応急用に作られている為、あまり酷使して使っていると簡単に壊れてしまいます。
冬場に入ると車載のパンタグラフジャッキを用いて、冬タイヤの交換をしたり夏タイヤに交換したりしているユーザーも目立ちますが、本来であればあれもNGな行為です。
もしも、車を持ち上げている際に壊れてしまったら大変な事になりかねませんね。
車がジャッキから外れて落ちる可能性も十分あるし、死亡事故の事例も多数あるのも事実です。
パンタジャッキは危険が多い
文字を読むより動画の方が分かりやすいですかね?そんな方は一度この動画を見てみてください。
パンタジャッキが何故危ないのか?それを分かりやすく実演してくれている動画です!
パンタジャッキは壊れる
パンタジャッキは応急処置用に作られている為、壊れる事も少なくありません。
それを理由に、パンタジャッキはボルトを締めたり緩めたりする事で車を持ち上げたり、下ろしたりする道具です。
パンタジャッキを見ればお分かり頂ける仕組みだと思います。そのため使用頻度が増えるとボルトのネジ山がダメになり、持ち上げていた車が急に落ちてしまう場合があります。
パンタジャッキは倒れる
パンタジャッキで車を持ち上げた事がある方は分かると思いますが、パンタジャッキは車を持ち上げれば持ち上げるほどバランスを保つ事が難しくなります。
少しずつひし形の形になり、最終的には一本の棒のような形になってしまいます。
写真は順番に車を持ち上げていく過程のパンタジャッキの形になります。
そもそもパンタジャッキには地面との接点が1箇所しかありません。
当然地面との接点が1点しか無いという事はバランスを崩しやすい構造という事は言うまでもありません。もしこの状態で横方向への力が少しでも傾けば、簡単にパンタジャッキはバランスを崩して倒れます。
車弄りは油圧式ジャッキで
今後も車弄りを続けていくというのであれば油圧式のジャッキの購入を強くおすすめします。
パンタジャッキとは異なり、ジャッキと地面の接地点が4箇所になるため、ジャッキが倒れて車が落ちる危険性は無くなります。
それだけではなく、パンタジャッキのように完全人力で車を持ち上げるわけではなく、名前の通り『油圧』を使って車を持ち上げるため車を持ち上げるのが非常に楽になります。
油圧式ジャッキも種類や金額はピンキリで安い物だと3000円程度からの購入も可能で、『安全面・作業効率性』どちらから見ても申し分ないと思います。
写真にも載せている油圧式ジャッキは僕が愛用しているもので『コストコ』に売っています。
自宅用にしては大きいですがアルミで出来ているため見た目ほどの重量感は無くコストコだけあって価格も良心的でおすすめの商品ですね。
まとめ
今までパンタジャッキで車弄りをしたり、整備をしていた方は油圧式ジャッキを購入する事をおすすめします。
どうしてもパンタジャッキを使わなければならない時は、必ずいつ車が落ちてきても車の下敷きにならないように身体の位置や車の下にタイヤを入れるなど最新の注意を払って作業しましょう。
悲劇はいつ訪れるか分かりませんからね。それでは楽しいカーライフを。