少し前に、N-ONE(JG1)にウインカーリレーの取り付けをしたところ、どこの配線を接続すれば良いですか?みたいな質問がちょこちょこ来るようになってしまいました…。
そこでこの記事では、N-ONEやN-BOXにウインカーリレーを取り付ける方法について紹介していきます。
※あくまで1つの参考程度に。
使用するもの
- テスター
- 圧着ペンチ(電工ペンチ)
- ギボシ端子
- 8Pウインカーリレー
- ウインカーリレーのカプラー
【N-ONEやN-BOX】ウインカーリレーを取り付ける方法
N-ONEやN-BOXにウインカーリレーを取り付ける際には、ウインカーリレーに以下の電源を接続する必要があります。
- ウインカーレバーの配線(LR)
- 各ウインカーの出力
- IG電源
- 常時電源
- アース線
アース線は、ボディアースするだけですので、お好きなところから取ればOKですので割愛。
IG電源と常時電源に関しては、ヒューズボックスから取るか、ナビ裏から取るか。こちらも好きなところから取ればOKです。今回、ヒューズからの電源取り出しではなく、ナビ裏の配線から2つの電源を取っています。
8Pウインカーリレーの配線は、こちらの記事で紹介しておりますので、こちらをご覧下さい。
▪️ウインカーレバーの配線
- 青色 左ウインカースイッチ
- 若葉色 右ウインカースイッチ
こちらのカプラーは、ウインカーレバーの裏側にありますので、ハンドル裏のカバーを取り外してカプラーを抜いた記憶があります。(うる覚え。)
この2本の配線に関しては、切断せずにハンダコテで割り込ませてあります。切断しても構いませんが、今回紹介しているやり方だと、ウインカーを出してもインジケーターランプが点灯しなくなります。
配線が細いので、間違ってもエレクトロタップの使用はお勧めしません…。(通称カニ)
各ウインカー出力の配線は、全て足元のカプラー部分にあります。
※右のリアだけ見つからなかったので、テールランプから直接配線を新規でフロントまで引きました。
カプラーの在処は、運転席足元のヒューズボックスに刺さっているカプラーです。潜って下を覗けばすぐに分かります。
▪️各ウインカー出力
右のリアウインカーの配線がなかなか見つからず、下に潜って配線を1本1本テスターで調べるのが面倒になった結果、テールランプ裏まで右のリアウインカーの配線を迎えに行きました…。
※テールランプ裏で配線を切断し、そこから直接ウインカーリレーに接続した。
左のドアミラーウインカーに関しては、助手席の足元にカプラーが2つあり、そのカプラーの1つに配線が来ております。
画像下の矢印部分(奥側)のカプラーにミラーウインカーの配線があります。色は、青色です。
合計4ヶ所の配線を切断し、切断後ウインカーバルブ側に繋がる配線をウインカーリレーに取り込んでやれば、ウインカーバルブとウインカーリレーの接続が完了です。
配線はすぐに全て元通りできるように、切断して使用していない宙ぶらりんの配線側にもギボシ端子を組み込んであります。
ハザードランプの接続方法
- 黄色 ハザード信号
- 黒色 アース
- オレンジ 常時電源(12V)
ハザードランプのスイッチもウインカーリレーと接続するのですが、ここの配線だけはそのまま繋げてしまうと、ハザードランプが正常に作動しません。
ハザードスイッチを押していない時に、ハザードが点灯。ハザードスイッチを押すとハザードが消える。この状態になります。
そのため、ハザードスイッチ部分の配線をウインカーリレーに入れる前に、別のリレーを作成し、ハザードの信号を反転させてやる必要があります。
こんな形のリレーをハザードスイッチとウインカーリレーの間に挟んでやることで、ハザードスイッチが正常に作動するようになります。
まとめ
N-ONEやN-BOXにウインカーリレーを取り付ける際には、ウインカー出力の配線を車体側ICリレーとの経路を断ち、その信号を用意したリレーの中に入れてやることで、ウインカーリレーを後付けすることが可能です。
おそらく全て合っているかと思いますが、ここで紹介している配線の色が100%正しいとは限りませんので、必ず作業時にはテスターを使用しながら、配線を確かめながら作業して下さい。
※年式等によっても、色の違いがある場合があります。
また、ウインカーリレーの取り付け位に伴い、ウインカーリレーとインジゲーターの接続までしておりませんので、この方法だとインジケーターはハイフラ状態になっちゃいます。
インジケーターの配線を見つけて、リレーとの接続に加えて車体側のICとインジケーターの接続も解除する必要があるかと思います。
車検の際には、この車はユーザー車検で通すため、ハイフラ状態のままウインカーリレーの摘みで速度を調整してそのまま車検に通します。検査時には、検査官が外からウインカーバルブの点灯を確認するだけですので、ウインカーとハザードが正常に点灯していれば、インジケーターがハイフラ状態でも車検には影響ありません。ダメかどうかは知りませんけど、通る。
最悪簡単に元に戻せるので、問題ないかと思います。
それでは。
※1人1人に助言は出来ませんので、お問い合わせフォーム等から連絡頂いても、返信は致しません…。
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