先日、R56ミニクーパーのメンテナンスをするにあたって、純正のエアクリーナーボックスが邪魔になったので、エアクリーナーボックスの取り外し作業を行いました。
そこでこの記事では、R56ミニクーパーの純正エアクリーナーボックスの取り外し方法について紹介していきます。
インマニの取り外し時や、社外品のエアフィルター交換時等にお役立ちするかと思います。
※本記事は、純正エアフィルターの交換とは何の関係もありません。ボックス中のフィルター交換方法はこちら。
使用する工具
- ラチェット
- トルクスT25のソケット
- マイナスドライバー
- エクステンションバー
マイナスドライバーに関しては、エアクリーナーボックスとダクトの連結部分に使用されているバンドを緩めるのに使用します。7ミリのソケットでも代用可能です。
【R56】ミニクーパーのエアクリーナーボックスの外し方
R56ミニクーパーの純正エアクリーナーボックスは、左側にトルクス(T25)のネジで1本固定されているだけですので、こちらのネジを取り外しておきます。
ブローバイホースが少々邪魔になりますが、手で退けながら作業すれば問題なくそのままでアクセス可能です。ブローバイホースは、摘みながら、引っ張れば簡単に外せるので、外しても良いですが。
※ブローバイホースは、プラ製で割れやすいので必要以上に負担を掛けないように注意。地味に高いのでね…。
次に、エアクリーナーボックスに接続されているダクトを取り外します。マイナスドライバーもしくは7ミリのソケットでバンドを緩めたら、簡単に抜くことが可能です。
あとは、エアクリーナーボックスは下側にピンが3箇所あり、ゴムブッシュの中に刺さるような形で固定されていますので、エアクリーナーボックスを上に持ち上げる形でピンをブッシュから引き抜きます。
最後に、エアフィルターを通過したエアがインマニ側に流れるためのダクト部分の連結部分を取り外してやれば、純正のエアクリーナーボックスの取り外しが可能です。
ここの連結部分に関しては、バンドやボルト等で固定されている訳ではなく、爪が引っかかる形状によって固定されております。
▪️エアクリーナーボックス側
▪️エアダクト側
ボックス側には突起があり、ダクト側には突起に合わせた切掛けがありますので、ここの位置を揃えた時に引き抜ける構造です。
エアクリーナーボックスをフリーの状態にしたら、下の画像のようにエアクリーナーボックスをフロントガラス側に倒すような形にしてやると、ちょうど両方の切掛け部分が合わさり、ダクト部分の連結を取ることが可能です。
手前側だけを浮かせてやるイメージです。
このような角度にした状態で、ダクト側を手で押さえつつ、エアクリーナーボックスを引き抜く方向へ引っ張ると簡単に外れて、取り付け時には、外した時と同じ角度に合わせた状態で、ダクト側に差し込み、ボックスを手前に倒してやれば自然とロックされる形になります。
まとめ
R56ミニクーパの修理屋メンテナンスをする際には、ちょこちょこエアクリーナーボックスが邪魔になり取り外した状態で作業した方が効率が良いようなケースも出てくるかと思います。
固定ネジは1本だけしかありませんし、工具のアクセスも容易になので簡単に取り外すことが可能です。
戻す際にも、逆の手順で作業するだけですので、簡単に元踊りにすることが可能です。
ちなみにですが、中のフィルターを交換する際にはボックス本体を取り外す必要はありません。
それでは。
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