マフラーのステーが折れちゃって、マフラーがずっと引きずっているので溶接して下さい〜。
先日、友人よりこのような頼み事をされまして…
折れちゃったマフラーステーを溶接にて修理しましたので、マフラーステーが折れちゃった際の修理方法について簡単に紹介していきます。
使用する工具
- 溶接機
- 油圧ジャッキ
- リジットラック
- 錆止め用に耐熱塗料
▪️今回使用している溶接機
家庭用で使用できる100Vの溶接機なので、この記事に辿りつかれた誰しもが購入することで、自分でマフラーステーの折れを修理することが可能です。
ノンガスタイプなので、購入後溶接機が届いたら、家のコンセントに差し込むだけですぐに使用可能です。
100Vだけど、結構有能です。
マフラーステーの折れを修理する方法
今回マフラーステーの修理を頼まれた車両の写真がこれ。(上)リアピースのマフラーステーが折れちゃってますね。錆も原因かと思いますが、一番の原因は車高が低すぎることで地面と格闘していたことかと思われます。
作業時に、雨が降りそうだったため、作業中の写真を一枚も撮っておりませんが、作業手順は以下の通りです。
- 車をジャッキアップする
- マフラーを油圧ジャッキで持ち上げる
- マフラーのどこかにアースクリップを取り付ける
- マフラーステーの位置を合わせて溶接
車をジャッキアップして、リジットラックの上に乗せたらマフラーとマフラーステーを溶接する真下ぐらいにジャッキを潜り込ませて、マフラーの規定位置まで持ち上げてやります。
この時、見るべきポイントはマフラーの高さだけではなく、マフラーの位置も確認しながら位置を決めてやります。(マフラーステーの位置とか諸々ね。)
基本的には、もともとマフラーステーが溶接されていた位置に合わせて、ステーを再度溶接してやれば良い話ですが。
その状態で、車の下に潜り込み、溶接。
※燃料タンクが近くにある場所を溶接する際には、注意が必要です。
本来であれば、何箇所か点付けをした後、マフラーを車体から外して本溶接してやるのが理想ですが、今回かなり急足で作業していましたので、車体に取り付けた状態で最後まで溶接しちゃいました。
写真には収めておりませんが、この裏面に関しても同様に溶接してあります。
溶接後は、写真にもあるとおり錆止めの意味を込めて、耐熱塗料を吹いておくことをお勧めします。溶接面は酸化が早いのですぐにサビサビに…。そのサビが原因となりまたマフラーステーが折れちゃう原因にも繋がります。
まとめ
マフラーステーが折れてしまったことで、引き摺り回していたマフラーが無事元通りの高さを維持するようになりました。
マフラーステーの補修溶接ぐらいなら、100Vの家庭用溶接機でも十分修理可能です。100Vの溶接機でマフラー製作等しておりますが、今のところ折れちゃった経験は無いので、特に問題ないかと思います。
それでは。
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