以前にミニクーパーの四輪アライメントを行なっていくつ分かったことがありますのでお話していきます。それに加えて4輪アライメントの常識なんかも一緒にお話していきます!
- これから四輪アライメントを取る
- 4輪アライメントを取ろうか迷っている
- リアのトーが取りきれない(トーイン)
そんな方に向けた記事になっています。
アライメント調整で出来る事
ミニクーパーの場合、足回りはフロントがストラット式サスペンション、リアはマルチリンク(少し違う名前が付いている)が採用されています。
ミニクーパーの4輪アライメントにて調整出来る箇所は以下の通りです。
フロント
- トー角調整
- キャンバー調整(微量)
リア
- トー角調整
- キャンバー調整
フロントのキャンバー調整は、ストラットを固定するストラットタワーの取り付け部分が少し長穴になっており、微量ではありますがキャンバー調整をする事が可能です。
リアは前期の場合調整が出来ませんが、後期の場合はノーマルのコントロールアームのままでも±2度まで調整が可能です。
下側のコントロールアーム取り付け部分の外側のナット(M16)を緩めて中側の山数の多いナット(M21)を回すとここが【偏心ボルト】になっているため調整が可能です。(写真赤丸部分)ミニクーパーを知らないショップだとキャンバー調整は出来ない!と言われる事もよくありますが、実は出来ます!
アライメント調整前に必ずやる事!
もし足回りの角調整を行う!という方は必ずアライメントを取る前に行う事があります。
- 車高調整
- キャンバー調整
この2つはアライメント後に行うと、せっかく合わせてもらったアライメントが再び狂ってしまいます。そのため、アライメントに行く前に調整を済ませておきましょう!!
ショップによっては別途で工賃がかかりますが、アライメントと一緒にキャンバー角の調整を行なってくれたり、車高調整をしてくれる所もあります。テスターを使いながらキャンバー角を調整して貰う事で左右ぴったり同じキャンバー角に揃えて貰う事が可能ですね!!
アライメントで分かったこと
リアのトー角調整キャパが少ない!!
僕のミニクーパーは下側のコントロールアームを調整式のものに変えてキャンバーを付けているのですが…
- 車高を下げると →トーイン
- キャンバーを付けると →トーイン
このように車高を下げている事とキャンバー角を付けている事によって、アライメント調整時にはトーアウトに振ってもらい調整を行なってもらいましたが、トー角調整のキャパが足りません!!
ミニクーパーのトー角はよく見る国産車のようにトーコントロールアームがある訳ではなく、ハブの取付ボルト3本を緩めてそちらのガタを利用して調整する仕組みになっているためどうしようも出来ない…
こんなにキャンバー付けてる僕が悪いんですけどね…
調整キャパを超えたトー角を合わせる方法!
アライメント調整時には下側のコントロールアームのみでキャンバー角を付けていましたが、ここに上側のコントロールアームも調整式に交換してトー角がしっかり取りきれるようにしました。
ミニクーパーのコントロールアームの取付位置関係的に…
- ロアアームで寝かす →トーイン
- アッパーアームで寝かす → トーアウト
ミニクーパーの足回りをじっくり観察するとこれに気がつく事が出来ました。冷静に考えると僕が過去触ってきた独立のサスペンションはみんなそうだったかな…笑
アッパーアームでキャンバー角を付け多分、ロアアームを縮めてキャンバーを起こす方向に調整する事でキャンバー角はそのままでトー角のみを変更できます。
これでバッチリトー角を合わせて貰えました〜!!
まとめ
ミニクーパーを始めとする同年代のBMW車のリアトー角の調整方法はかなり面倒ですが、キャンバー角を付けてもトー角調整は可能です!
これからアライメントに行く!という方はイマイチだ確認しておいた方がいいかな?と思います!!
アライメントをしっかりとる事で車が真っ直ぐ走るようになったり、ハンドルのレスポンスが良くなったりと走りが一段と楽しくなりますね〜!!
アライメントがズレた状態に慣れてしまうせいで気が付きませんが実は本来の走りが出来ていないかも?ぜひ4輪アライメントを取ってみてください!
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