R56ミニクーパーの純正マフラーを加工するにあたって、マフラーを一度車体から取り外す必要がありましたので、マフラーの脱着作業を行いました。
そこでこの記事では、R56(ミニクーパー)の純正マフラーの外し方について紹介していきます。
R55クラブマンも同じ内容で作業可能かと思われます。
使用する工具
- ラチェット
- ソケット(10ミリと16ミリ)
- マフラーハンガーリムーバー
- 油圧ジャッキ
- リジットラック
フロントパイプとマフラーを連結しているクランプ部分のボルトが16ミリになっているので、そちらだけ用意しておく必要がありますね。
【R56】ミニクーパーの純正マフラーの外し方
まず初めに、ミニクーパーをジャッキアップし、リジットラックに車を乗せてやります。この時、車の下に潜っている時間が長いので、フレームの真下にはタイヤを入れておいてやります。
ジャッキアップ後にやるべきことは、マフラーとフロントパイプ(触媒)を固定するマフラーリングの取り外しです。おそらく、マフラー交換に苦戦するとすれば、ここの取り外し方法ぐらいかと思います。
触媒とマフラー本体を固定している、リング状のステーというかクランプ締め付けているボルトを、16ミリのソケットで外します。ここのナットは完全に取り外してやります。
ナットを完全に外した状態で、ボルトを軽くハンマーで叩くとボルトが抜けます。手で引っ張るぐらいだと、抜けませんが軽く叩くとすぐ抜ける。
この状態になったら、リングの端と端にマイナスドライバーをあてがい、こじるようにクランプを取り外しします。これが割と結構硬くて苦戦する方がいらっしゃるかと思いますが、端から徐々にマフラーのリブを超えさせていくイメージです。
もしくは、穴2つにドライバーを差し込み、クランプを広げてやっても外すことが可能です。意外に丈夫で、少しぐらい強引に外しても破損しませんでした。
このクランプが外せたら、触媒とマフラーの固定部分はフリーになります。
※このクランプを外す前に、マフラーの吊ゴム部分を外しておいてしますと、マフラーが動きすぎるため、作業性が悪いかと思いますので、先にこちらのクランプを外しておいた方が良いかな?というのがやってみて思った率直な感想。
あとはマフラーバンドに刺さっているステー部分をフロント側で2ヶ所。リア側で2ヶ所外してやれば、マフラーの固定部分は全て外れている状態になります。
専用のマフラーハンガーリムーバーを用意しておけば、1ヶ所1分も掛かりません。
最後にマフラーに油圧ジャッキをあてがい、右手でマフラーを抑えつつ、車体中心にあるこちらのプレートを固定する10ミリのボルトを外してやれば、マフラーが下に下げられますので、車体から完全に外すことが可能です。
ボルト1本だけは、緩めるだけにしておき、残り5本を外してプレートを回転させるようにズラしてやれば、マフラーが外せますので作業効率を考えると、それが楽かと思います。
まとめ
純正マフラーはフロントパイプからテールまで1本もので作られているため、かなりの重量感があります。
マフラーを地面に引きずって傷まみれにしたくない方は、最後の車体から引っ張り出す作業に関しては、2人で作業することをお勧めします。
1人が後方側より、マフラーを支えた油圧ジャッキを引っ張り出し、もう1人(中心のプレートを外す人)がマフラーのフロント側を支えながら、押してやればマフラーを傷付けることなく、取り外しが可能です。
マフラーを交換される場合は、純正のリア太鼓部分をメーカーの指示通りの場所でカットし、購入した社外マフラーを差し込みクランプにて固定後、車体にマフラーを戻してやるだけです。
それでは。
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