車高を下げていくとフロントタイヤとフェンダーが当たってしまいハンドルが全部切れなくなってしまうケースがあります。ハンドルが全部切れないのが不快だけど、でも…車高は上げたくない。そんな方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、ハンドルが全部切れない時は車高を上げるしかないのかな…そんな方に向けた対策記事を書いていきます。
ここでは3つの対処方法をお伝えしていきます。
3つの対処方法
車高を下げてタイヤがフェンダーと干渉して、ハンドルが切れなくなってしまった場合の対処方法は、以下の3つがあります。
- タイヤサイズやメーカーを変更する
- バネレートを上げる
- キャンバー角を付ける
順番に紹介していきます。
タイヤサイズやメーカーを変更する
タイヤの扁平率を今より低いものに変更する事でハンドルが切れるようになる場合が多いです。扁平率とはタイヤの厚みを示しており、『165/45r16』というタイヤサイズであれば『45』の所が扁平率になります。
つまりここの数字を『165/40r16』に変えてやればいいのです。純正タイヤの外径と合わせたタイヤを履くのが一般的な考えですが、キッチリハンドルが切れるようにする為には少しでも外径の小さいタイヤサイズを履く事で低車高のままの全キリを可能にします。
1つだけ頭に入れておきたい事は、純正のタイヤ外径より小さくなる事でメーター誤差が大きくなるという事です。タイヤ一周を基準にスピードを図っているため外径が小さくなればメーターの数値に誤差がある生まれます。
※外径が小さくなるとスピードメーターの表示速度よりも実際のスピードは遅くなります!0.5〜2km/h程度ですが。
タイヤメーカーによって同じタイヤサイズでも微妙に寸法が違ったり、ショルダーの形状が違うためハンドルが全部切れるようになる場合があります。
おすすめのタイヤメーカーを少し紹介
- ナンカン
- good year
- ルッチーニ
バネレートを上げる
車が停車している時には干渉しない!という方にはバネレートを上げてハンドルが全部切れるようになる場合があります。
走っている間は平らに見えてもボコボコした路面を走っています。路面からの小さな凹凸を拾って車がストロークしてしまい、フェンダーと干渉してしまいます。
そのため、バネレートを少し上げてやる事で路面からの凹凸を拾った時にもストローク量が少なくなりハンドルを全部切る事が可能になるのです。
停車している状態でハンドルを全部切ると、フェンダーとタイヤの干渉はないのに、走行時にハンドルを切ると干渉する。と言うケースにおいては有効な方法です。
※停車している状態から、フェンダーとタイヤが干渉するケースにおいては、効果はありませんが…。
ただし、バネレート変更には車高の変化がつきものです。気になる方はコチラの記事も合わせてご覧ください。
キャンバー角を付ける
キャンバー角を付ける事によって多少ではありますがタイヤとフェンダーの干渉箇所の高さが低くなります。(地面からタイヤの頂点)もちろん何センチも変化があるわけではありません。
数ミリ程度ですが少しでもタイヤとフェンダーとのクリアランスを稼ぐ事が低い車高でハンドルを全部切るためには大切です。
しかし、いくらハンドルを全部切れるようにするため。とは言えキャンバー角を付ける事は見た目にも大きな影響を与えます。自分のスタイルに合った範囲内でやる事をお勧めします。
あまりキャンバー角が好きではない…。という方はやる必要は無いと思います。
まとめ
せっかく車高を下げて、車がカッコ良くなってもハンドルが全部切れなくては乗る時にストレスになってしまいますよね。低い車高でハンドルを全部切る為には小さな積み重ねが大切です。
- タイヤサイズやメーカーを変更する
- バネレートを上げる
- キャンバー角を付ける
どの対策方法が良いかは、自分に合った方法に限りますので、自分に合った方法を試してみて下さい。
それでは。
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