車高調には種類がある事をご存知でしょうか??大きく分けて2種類に分ける事が出来ます。
そこでこの記事では、これから車高調を購入する方に向けて、車高調の種類について紹介していきます。
これから車高調を購入するよ。と言う方には知っておいて貰いたい情報です。
車高調の種類は2種類
車高調の種類は、以下の2種類に分けられます。
- 全長式車高調
- ネジ式車高調
車高調はこの2種類です。本当はCリング式車高調がありますが、今はほとんど市場に出回らないため、この2つを理解しておけば十分です。
僕自身もCリング式の車高調は、1度しかお目にかかったことがありません…。
次に、全長式車高調とネジ式車高調についてどんな違いがあるのか、詳しく説明していきます。
全長式車高調(フルタップ)
全長式車高調はフルタップ式と呼ばれる事が多いです。
フルタップ式の車高調の大きな特徴はショックアブソーバーの全長が変化する事です。全長が変えられる為全長式車高調という名が付けられています。ショックそのものの長さを短くしたり、長くしたり車高の調整を行います。
写真左が1番長くした状況で、右側が1番短くした状態です。
最近、市場で多く見かけるのは大体フルタップ式の車高調が多いです。ネジ式に比べて金額が高いという不満もありますが、最近では新品価格が安くて使い勝手の良いフルタップ式も多く販売されています。
全長式の車高調はショックそのものが短くなる為、車高を下げても乗り心地が悪化しにくいため多くの方が全長式を使っています。
ネジ式車高調
ネジ式の車高調は全長式とは異なり、ショックアブソーバーの全長そのものは変える事が出来ません。
ネジ式の車高調は、『バネを遊ばせて車高を下げていく』調整方法です。言ってしまえば純正ショックのバネカットと全く同じ原理です。
僕自身、1度もネジ式を買った事がないので写真がありませんが、コチラの写真を見てください。
写真の矢印が付いている、バネが乗っかるスプリングシートの位置を変えてバネを遊ばせていく為、再び車高を上げる事が出来ますが、下げれば下げるほどショックのストローク幅はなくなり、下げ過ぎてしまうとショックが底付きを引き起こしてしまします。
フルタップ式とは違い、ブラケットの位置は変える事が出来ません。その為ショック自体の全長は変わりません。
(補足)Cリング式とは
簡単にCリング式車高調の説明もしておきます。
Cリング車高調は、ネジ式の車高調と全く同じ仕組みで車高調整を行う車高調になります。大きな違いは【任意の車高に調整が出来ない】事です。つまり、車高調は出来るけどあらかじめ設定された車高にしか調整が出来ないのです。
ネジ式の車高調はバネが乗っかるスプリングシートがネジになっている事で、好きな車高に設定出来ますが、Cリング式の車高調の場合は、ショックアブソーバーにCリングがはまる溝が何パターンか彫ってあり、その溝にCリングを移動させて車高調整を行います。
つまり、スプリングシートが決められた位置でしか移動させる事が出来ません。
まとめ
車高調の2つの種類、『全長式』と『ネジ式』のお話をしました。2つの車高調がどのようなものか良く分かったと思います。
- フルタップ式(全長式)
- ネジ式
※厳密にはCリング式もある
車高調を購入する際に、フルタップ式の車高調とネジ式の車高調の見分けが付かない…。
そんな方に向けて、こちらの記事でフルタップ式の車高調とネジ式の車高調を簡単に見分ける方法を紹介しています。
それでは。
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