車高調を使っている方の中には、こんな悩みに悩みを抱える人も多いです。
段差の度に車が『跳ねる…』段差が来る度に不快な気持ちになる…
僕自身も初めて車高調を取り付けた時、そんな悩みを抱えていた1人です。
車高調を取り付け、車が跳ねてしまう原因は大きく分けて5つあります。
この記事では車高調によって車が跳ねてしまう原因について詳しく解説していきます!これを読めばもう段差を気にすることもなくなりますよ〜。
車高調が跳ねる5つの原因
冒頭でもお伝えした通り、車高調を取り付けた車が段差で跳ねてしまう原因は5つあります。
- 減衰力調整が出来ていない
- バネレートが高過ぎる
- プリロードの掛け過ぎ
- バネが遊んでいる
- ショックが抜けている
これを読みながら、自分の車に当てはまる原因を解明して、車高調の快適化を行いましょう〜。
減衰調整が出来ていない
車高調は減衰調整が出来るものと出来ないものがあります。出来るタイプの車高調を使っている場合、減衰調整が出来ていない場合があります。
減衰調整が、使っているバネレートに合っていないと、段差でバネが縮んで伸びる動作を行う時、バネの戻りを制御出来ず、バネが『縮む』→『伸びる』→『縮む』を繰り返してしまいます。
これが車が跳ねている際、足回りに起きている現象です。
訳も分からず、とりあえず減衰調整を1番硬く設定しているよ!という方は減衰調整を1番柔らかくするか、真ん中に設定してみて下さい。
これだけで車が跳ねなくなります。
減衰調整のやり方はこちらの記事に詳しく書いていますのでこちらをご覧ください。
バネレートが硬過ぎる
車高調には対応出来るバネレートがあります。車高調にはオイルが入って、このオイルの硬さによって対応出来るバネレートが決まってきます。
例えば、メーカーの販売状態のバネレートが8キロだった場合、メーカーはその車高調を8キロに対応するように中のオイルを決めて車高調を作っています。
バネレート8キロに合わせて作った車高調に30キロのバネレートを入れてしまっては、バネが縮んでから戻る際に車高調の力では制御しきれません。
そうすれば当然段差を超える度、車は跳ねてしまいます。
※補足ですが、バネレートが高なれば、バネが縮んでから伸びる際に発生する力も強くなります。
これは逆の場合にも当てはまる事が出来ます。
メーカーの販売状態に50キロのバネレートが使われているような『ハードユーザー向け』の車高調に10キロのバネを使った場合も車が跳ねてしまいます。
タイトルにはバネレートが硬すぎると書きましたが、結論はバネレートが車高調に合っていないというのが跳ねる原因です。
今使っているバネレートと車高調純正のバネレートを比較してみて下さい。
プリロードの掛け過ぎ
車のストロークを抑えたいが為に、プリロードを掛け過ぎているユーザーをよく目にしますが、これをやってしまうと乗り心地が悪化してしまいます。
中には取り付けミスでバネにプリロードを掛け過ぎてしまっている方もいます。
荷重がかかっていない状態から、バネを縮めてしまうとバネ本来の性能は発揮出来ません。
1度プリロードを掛け過ぎていないか?確認してみて下さい。
プリロードについてイマイチ分からない…
という方はこちらにプリロードについてまとめた記事を貼っておきますのでこちらをご覧下さい。
バネが遊んでいる
車高調はフルタップだけど、これ以上下がらないからバネを遊ばせる人は少なくありません。しかしその行為によって、段差を超える度に車が跳ねてしまう原因になります。
フルタップ式の車高調を使う人には少ないかもしれませんが、ネジ式の車高調だったら大半の人がバネを遊ばせて車高を下げていますよね。
バネを遊ばせてしまうと車は跳ねてしまいます。
車高は下げたいけど、跳ねるのも嫌だ…
そんな方には、【ヘルパースプリング】の導入をお勧めします。
ヘルパースプリングを入れる事で、乗り心地とスタイリングの両立を可能にします。
ヘルパースプリングについてはこちらの記事をご覧ください。
車高調が抜けている
車高調が抜けてしまっている場合、バネの戻る力を制御する事が出来ない為、車は跳ねてしまいます。
ショックアブソーバーは車高調に限らず、純正ショックでもよく抜けてしまいます。それなのに何故か車高調の場合、乗り心地に大きな影響を与えます。
これは、純正よりも高いバネレートが使われている事が原因です。
車高調は純正バネと比べてバネレートが高い分、ショック抜けによる乗り心地の悪化が手に取るようにわかってしまいます。
ショックが抜けてしまった場合、オーバーホールに出す、車高調を新品に買い換えるしかありません。
改善策は?
- 減衰力調整が出来ていない
- バネレートが高過ぎる
- プリロードの掛け過ぎ
- バネが遊んでいる
- ショックが抜けている
先ほどこの5つの原因を紹介しました。
改善策としては、上から順番に自分の車の状況を見直していくことが最も有効的です。
この5つの原因は、改善が簡単な順番に並べて紹介してきました。
原因のうち複数個当てはまりそう…
そんな方もいらっしゃると思うし、一個だけ!と言う方もいるでしょう。
とにかく上から順番に原因を改善していきましょう。
最後のショック抜けに関しては、オーバーホールしたりアブソーバーを買い換える必要があるので簡単には改善できませんが、そのほかはすぐに改善可能です。
まとめ
この記事で紹介した5つの原因に当てはまる項目はありましたか?
ここで挙げた5つの原因が車が跳ねてしまうありがちな原因になります。
もし当てはまる原因があったのであれば、そこを改善してみて下さい。
車高調による乗り心地の悪化は防ぎ用の出来る内容が大半です。
必ず改善の余地はありますので、1つずつ原因を対策していきましょう。
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