これからモンキーにオイルクーラーを取り付けようと思っているのですが、いくつか疑問点があるのでお聞きしても宜しいでしょうか?
このような質問は、度々頂きますので一人一人に回答しなくても良いように、よく来る質問を1つにまとめておきます。
この記事では、これからモンキーにオイルクーラーを取り付ける方からよく頂く素朴な疑問を複数紹介し、順番に回答していきます。
【モンキー】オイルクーラーに関するQ &A
これからモンキーにオイルクーラーを取り付ける方からの質問でちょこちょこ頂く質問は以下の通りです。
- オイルクーラーの向きはありますか?
- オイルクーラー取り付け時はオイルを補充しますか?
- オイルクーラー内のエア抜きは必要でしょうか?
順番に回答していきます。
オイルクーラーの向きはありますか?
結論、モンキーに取り付けるオイルクーラーに向きはありません。
詳しく聞き返していませんが、おそらくこの向きというのは、IN側とOUT側の向きを意味した質問だったかと思います。基本的に、オイルクーラーはどちらからオイルが入ってどちらに抜けて行っても問題ない構造になっています。
※一方通行にはなっていない。
そのため、オイルクーラーの取り出しから出たホースを、オイルクーラーのどっち側に取り付けても問題ありません。オイルラインの取り回しがしやすいように接続してやればOKです。
ただし、サーモスタットを取り付ける場合には、サーモスタット本体にはイン側とアウト側の指定(向き)があるので注意です。
オイルクーラー取り付け時はオイルを補充しますか?
オイルクーラーを取り付けると、オイルラインに流れる分、エンジンオイル内のオイル量が減りますので、オイルクーラーを取り付けしたあとはエンジンを始動させて、オイル量を確認する必要があります。
そこで、規定のオイルよりも遥かにオイル量が足りていなければ、補充するし、足りていれば補充はしない。
正確には、オイルクーラーを取り付ける際には、オイルクーラーを車体に固定し、バンジョーボルトやフィッティング、オイルホースを取り付ける前に、クーラーの中にエンジンオイルを補充しておくように。と注意書きがあるメーカーさんが多いです。
つまるところ、オイルクーラー内に残ってしまうオイル(クーラーを取り付けたことで不足するオイル量)をあらかじめ補充した状態でエンジンを掛けて下さい。という意味合いです。
- 武川さんの3フィンタイプ 40cc
- 武川さんの4フィンタイプ 60cc
1つの参考までに。(オイルクーラー本体の中に入れておくオイルの量です。)
僕自身がオイルクーラーを取り付けた際には、エンジンを組み付ける際に使用したこのようなオイル差しを使用し、クーラーコアの中にオイルを入れてやりました。
基本的には、よほどオイルラインをくどく遠回りさせない限りは、オイルが規定量入っていれば、エンジンに問題が出るほどエンジンん内部のオイル量が減ることはありません。この辺りは、オイルラインの取り回し次第ですので、何とも言えません。
オイルクーラー内のエア抜きは必要でしょうか?
オイルクーラー内のエア抜きは必要か?という質問もかれこれ2,3件頂いていますが、これに関しては全く不要です。
オイルクーラーはエンジンに接続されており、エンジン内部が完全に密閉されている状態であれば、エア抜き作業が必要になりますが、エンジン内部はウォーターラインとは異なり、密閉されているどころかブローバイガスの逃げ先があるため、エア抜きしなくてもクランクケース内より勝手に抜けていきます。
そのため、オイルクーラーを取り付けたあとは、エンジンを始動させしばらく待機していれば、オイルクーラー内のエアはエンジン内部に移動しブローバイの出口から出ていきます。
エア抜き作業が必要になるケースは、ライン上にエアがいない構造のもだけです。
- ウォーターライン
- ブレーキライン などなど
まとめ
モンキーのオイルクーラー取り付け時に関する、ネットで簡単に拾えそうで拾えないQ &Aを3つばかり紹介しました。
- オイルクーラーの向きはありますか?
- オイルクーラー取り付け時はオイルを補充しますか?
- オイルクーラー内のエア抜きは必要でしょうか?
- 向きはない
- オイルは規定量を割ったら補充する
- エア抜きは一切不要
それでは。
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