車高調が跳ねる…という悩みを抱える人の多くは、リアが跳ねるという方が多いと思います。これは大きの車で同じ事が言えますが、車の作り上、リアの方が跳ねやすいです。
では一体なぜリアが跳ねるのか?これについて詳しく説明していきます!!
車高調のリアが跳ねる原因
車高調を取り付けた際、多くの方はフロントではなく、リア側の跳ね不快に感じたり、悩まされる事が多く見られます。
これには大きな理由が1つあります。
タイトルにも書いてある通り、理由は簡単で車はフロントの方が重たく、リアの方が軽いため、跳ねやすなっています。つまり、軽いリアの方が跳ねやすい!という事です。
極端な話をすると、軽自動車に50キロのバネを入れたらとても乗れたもんじゃないが、セダンクラスの車重ならなんとかなる!これと同じような事です。
車検証にもフロント側の車重と、リア側の車重が記載されており、そちらの数値を見てもらうとよく分かると思います。
フロントほど車重が掛かっていないのにも関わらず、フロントと似たようなバネレートを入れてしまったり、フロントよりも硬いバネレートを使っている場合は、跳ねる原因になります。
バネレートは車重によって決まっています。
純正ショックを見てみても、フロントとリアではフロントの方がバネレートが高くなっています。これは車高調のバネレート設定を見ても同じです。
▪️注意
中には、足回りの構造(バネの取り付け位置)によってリアの方がバネレート数値が高く設定されている場合があります。
フロントとリアの車重の掛かり方
フロントの方がリアより車重が掛かっていると、お伝えしましたが、この理由は車のボンネット内部分にあります。説明しなくても分かっている方が大半だと思いますが、年のため説明しておきます。
多くの車は、フロント部分にエンジンが積まれており、それに伴いATやMTがセットで搭載されます。
他にも、エアコンだったりバッテリー、ラジエター(水回り系)などなど多くの部品点数がボンネット内に積み込まれています。
これに比べて、リア周りはどうでしょうか?
フロントと比べてみて、何も積まれていませんよね?強いていうなら、燃料タンクぐらいです。
これが、フロントと比べて、リアの方が車重が掛かっていない理由です。中にはリア側にエンジンを積んでいる車もありますので、必ず!というわけではありません(ほとんどフロントにエンジンが積んであるが…)
アクスル車は特に跳ねやすい
軽自動車からミニバンクラスの車で幅広く、採用されている【アクスル(フォーシング)】という構造は特に跳ねやすいです。トーションビームとも呼ばねる構造です。
アクスル車が跳ねやす理由は、左右の足回りが独立化されておらず、路面からのショックを分散化できないところにあります。
また、独立構造の足回りと比べて、路面からのショックを真上に吸収するため、ショックの逃げ場がないことも理由の1つです。
そうは言っても、多くの国産車はコスト削減を理由に、リアの足回りにはアクスルが採用されているため、多くの方が局面するポイントです。
どうしてもそれが気に食わない!という方はアクスルを独立化させる方法もあります。コチラの方は自作で独立アクスルを作っちゃてますね!
自作独立アクスル🤘 pic.twitter.com/PQbGtdXu9q
— かずま (@kisidou01) April 4, 2016
跳ねを抑える方法
車高調が跳ねてしまう際、効果的な対策方法は5つあります。
- 減衰調整を行う
- バネレートの見直し
- プリロードの見直し
- バネを遊ばせない
- ショック交換
これは、リアだけではなく、フロントにも同じ事が言えますが、車高調が跳ねる原因は1つではありません。自分の車に当てはまる内容を1つずつ解決していきましょう!
この中でも、よく挙げられる原因は【バネ】に関する問題です。
まずは、バネレートは高すぎないか、プリロードは掛けすぎていないか。これらの問題点に注目してみて下さい。
車高調が跳ねてしまう原因についてはコチラの記事にて詳しく解説していますので、コチラをご覧ください。
まとめ
車高調のリアが跳ねて困っている方はこの記事でお伝えした、理由を頭に入れて、自分の車のバネレートや減衰調整を見直してみましょう!!
多くの原因は『バネ』に関する内容が大半です。
フロントと比べて、リアの方が跳ねやすいため、しびやな面もありますが、原因を特定してしまえば解決はそれほど難しいことではありません。
まずは、バネに着目してみて下さい!それでは!
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