ネットを探してもあまりDIY作業を行なっている情報が回っていなくて、僕自身も少し不安の中作業を行いましたが、無事に【アッパーアーム】と【ロアアーム】の交換作業を終えたので作業手順を紹介していきます。
交換に必要な工具と、交換作業におけるポイントについてもお話していきます。これから作業を行う方は参考にしてみて下さい。
ミニクーパーのキャンバーアーム取り付け
必要工具
- ラチェット
- 18ミリメガネレンチ
- 18ミリソケットレンチ
- 10ミリメガネレンチ
ミニクーパーのアームについて
今回僕が取り付けたアームは、アッパーアームもロアアームもスキッドレーシングというメーカーさんの商品を使いました。
スキッドレーシングは、主にシルビアなどドリフト向けの商品を発売しているメーカーで、金額が安いうえ、強度計算書がついてきます。
ミニクーパーは『アッパーアーム』と『ロアアーム』は全く同じ商品が取り付けられます。そのため商品説明には特に、アッパーとロアの区別はありません。両方交換する場合は同じものを2セット購入すればオッケーです。
ミニクーパーS(R53)のみアッパーアームにヘッドライトのレベライザーが取り付けされているため、レベライザー固定のステーが付属するかのみ確認しておきましょう!商品画像の下にある黒いステーがレベライザー固定用のステーです。
ステーが付属するものを2セット購入しておけば問題ありません。金額は変わりませんので!!
作業手順
- ジャッキアップ
- コントロールアームを外す
- キャンバーアームの取り付け
①ジャッキアップ
まずは車をジャッキアップし、タイヤを外していきます。交換作業時は車の下に潜って行う作業になりますので、必ずウマを使いましょう!!
ミニクーパーのジャッキアップについてはコチラの記事に詳しく書いてありますので、不安な方はコチラの記事も合わせてご覧下さい。
②コントロールアームを外す
コントロールアームというのは純正のアームの名称です。外すときはアッパーアームかロアアームのどちらか片側ずつ行いましょう!
コントロールアームは【アッパー】【ロア】共に18ミリのボルト2本で固定されています。この2本のボルトを外せばアームの脱着が可能です。
赤丸印が付いているのがロアアームの付け根側の取り付け部分です。このすぐ真上にアッパーアームの固定ボルトがあります。
取り外す際は遮熱板が邪魔になりますので、少し手で曲げて工具が入るようにして作業しましょう!
コチラはホイール側の取り付けです。ホイール側はボルトがとても見やすい位置にありますので簡単に取り外しが可能です。
注意点はロアアーム側は、偏心ボルトになっていますので、取り外す前にマッキーなどで印を付けておくといいかもしれません!
ミニクーパーS(R53)のみ、左側のアッパーアームにヘッドライトのレベライザーが固定されていますので、そちらも合わせて取り外しします。コチラはM10のボルトで固定されています。
※レベライザーの取り付け箇所
③キャンバーアームの取り付け
純正のアームが外せたらそのまま、キャンバーアームを取り付けていきます。取り付け前に左右の長さを合わせて取り付けすると、のちに調整を行う際楽になりますので、左右の長さを揃えておきましょう!!
2本のアームを重ね合わせて、取り付け穴に長いボルトを差し込み、長さを合わせてやると左右の誤差を簡単になくす事が可能です。
取り付けは、純正アームの取り外しと全く逆の手順で作業すればオッケーです。
取り付けができたら、最後にボルトを全て確認してタイアをつければ作業完了です!
後は調整を行います。
アーム交換のポイント
ミニクーパーにキャンバーをつける際は、アッパーアームから取り付ける事をお勧めします。
理由はミニクーパーの足回りは構造上トー調整のキャパがあまりありません。そのためロアアームのみでキャンバーをつけてしまうとトーが取りきれません。
- 車高を下げる →トーイン
- ロアアーム →トーイン
- アッパーアーム →トーアウト
車高エオ下げたうえ、ロアアームでキャンバーを付け、トーをインに振ってしまうと、どうしてもトーが取りきれません。そのためアッパーアームを使ってトーアウトに振ってやることで、トー調整が上手く行えます。
当然、ミニクーパーにも【トーイン】【トーアウト】どちらにも調整幅はあるものの、調整幅に限りがあります。
まとめ
これからミニクーパーにキャンバーアームを取り付ける方はぜひ参考にしてみて下さい。少し工具が入りにくいですが、それほど難しい作業ではありません。
作業中は車の下に潜る時間が長くなりますので、安全確保のうえコンクリートやアスファルトで舗装された地面である事と平である事を必ず確認して作業を行いましょう!!
それでは!!
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