先日Twitterを眺めていると路肩に停車している車の写真が2枚流れてきました。
スペーサー入れすぎて脱輪しちゃったよ🥺ぴえん pic.twitter.com/ZIresxRX4m
— れなぴ (@sr2000l) 2019年12月5日
何やら様子がおかしい〜。
タイヤが外れていますね。
パンクかな〜?ん〜パンクでは無い。【脱輪】してます。(このツイートは本人ではありません。)
この記事ではスペーサーの入れ過ぎについて解説していきます。
スペーサーは入れ過ぎない
どうしてもツライチにしたくて『スペーサー』を何枚も入れてツラの調整をしている人達が多く目立ちますが、ハッキリ言って邪道です。
スペーサーを入れ過ぎる事によって背負うリスクは大きいですね。
スペーサーを複数枚入れる事によって、スペーサーが歪んだり、1枚のスペーサーに発生する熱にも大きな影響を及ぼします。
最悪の場合スペーサーが割れてしまう事も考えられます。
スペーサーを入れるな!という訳では無いですが、薄いスペーサーを何枚も重ねて使うのは控えましょう!
ホイールの出面確認するためだけに入れる程度ならなんら問題は無いですが、走行は控えましょうね。
スペーサーを使う場合はナットの掛かりを確認
これはどんな車でも、薄いスペーサーを1枚入れるだけでも必ず確認してあげないといけません。
大凡の目安ですが純正ハブボルトを使用している場合、多くの車で【5ミリスペーサー】が限界値です。
当たり前の事ですが、スペーサーを使うという事は、ハブボルトの突出長さが短くなります。
そうなれば当然、ハブボルトに掛かるナットの面積は少なくなってしまいます。
最低でもナットが3周!本当は5周ほど掛かってれば尚良好です。
ナットの掛かりが甘くても、少し強めにナットを閉めれば緩まないから大丈夫!!そんな風に考えている方もいらっしゃるみたいですがそういう問題ではありません。
ハブボルトの負担が大きくなり、【ハブボルトが折れる原因】になります。
ロングハブボルトの検討
スペーサーを入れてみて、ナットの掛かりが甘いと判断したのであれば、【ロングハブボルト】の検討をしましょう!!
ハブボルトの打ち替えって面倒だし純正のままでいっか!なんて放置して今回のような事が起きてからでは遅いですよね。
慣れてしまえばそこまで大変な作業では無いし、そんな揚力も掛けられないのであればスペーサーを使うのは控えた方が身のためです。
ロングハブボルトは車検に通らないと言われていますが、ロングハブボルトに気が付かれて車検に落とされるケースはほとんどありません。
ワイドトレッドスペーサーの選択肢
ワイドトレッドスペーサーは厚みが10ミリ〜存在し、スペーサー自体にハブボルトが付いています。
ホイールをスペーサーにて10ミリ以上オフセットしてやりたいのであればワイトレの使用をお勧めします。
個人的な考えですが、スペーサーで対応し切れるオフセット量は【8ミリ】までだと思っています。もちろん入れるなら8ミリのスペーサーを1枚です。
これは賛否両論あると思います。ロングハブボルトに打ち替えれば5ミリスペーサー2枚で10ミリ出せる!なんなら10ミリのスペーサーも売ってるよ!
そんな風に考える人ももちろんいます。
そこら辺は自己判断に委ねるしかありません。
まとめ
今回Twitter上で話題になっていた方は幸い大きな事故や周りを巻き込む事は無かったので良かったですが、重大な事故に繋がる可能性もあります。
ホイールスペーサーを使う場合は必ずナットの掛かりを確認する事を忘れずにね!
薄いホイールスペーサーを何枚も重ねて使うのもやめましょう。
そして、今回話題になっている方をこれ以上叩く行為も辞めましょう。本人ももう今回ダメだった事なんていやという程理解していると思います。集団で一人の人間を叩くのは見てるこっちが見苦しい。ぴえん
それでは!
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