先日フロントガラスのフィルムを貼る際、内張の脱着を行いましたので、内張の外し方について解説していきます!!
極力分かりやすくするため、画像を多めで解説していきますので参考にしてみて下さい!!
E90セダンも同じ作業内容になります。
E91フロント内張の外し方
必要工具
- 内張剥がし
- トルクスレンチ(T25)
欧州車の内装は320iに限らず、トルクスボルトによって固定してありますので、トルクスレンチを用意しておきましょう!!
トルクスレンチが無いと作業が出来ません…
E91のトルクスボルトは奥まった所にあるため、ラチェット式のトルクスレンチがおすすめです!
内張を外す時にしか使わないので、安いやつで充分です!大したトルクは掛かっていませんからね!
内張剥がしは無くても作業出来なくはありませんが、内張を外したりカバーを外す際に苦労するかもしれません。
そんなに高いものでは無いので用意しておく事をお勧めします。
作業手順
- カバーの取り外し
- ボルトを外す(4ヶ所)
- ロックワイヤーの脱着
- カプラーを外す(2ヶ所)
■カバーの取り外し
内張を固定するボルトはカバーによって隠れていますので、まず初めにカバーを取り外します。
助手席側のみ、内張部分に取手が付いているため、取手のカバーを外した所にもボルトが隠れています。
忘れずに取手のカバーも外しましょう!!
まずはこちらのカバーから外します。
こちらは助手席と運転席共に同じ外し方です。
矢印の順番に沿って内張剥がしを差込、てこの原理でカバーを浮かせて少しずつ剥いでいくと割らずに外す事が出来ます!
いっぺんに外そうとすると、簡単に割れてしまうので少しずつ間隔を開けて内張剥がしを使って外しましょう!!
シルバーの部分が外せたら、取手を下側から外します!こちらは下側に内張剥がしを差し込めばあとは引っ張ると簡単に外せます!
■ボルトを外す(4ヶ所)
内張のカバーが外せたらボルトを外していきます。ボルトの数が助手席と運転席でそれぞれ異なります。
- 助手席側 4ヶ所
- 運転席側 3ヶ所
先程お伝えした通り、助手席側のみ取手が付いているため、ボルトが1本多くなっています。
下側の3本は運転席も共通です。こちらのボルトがかなり奥まった場所にあるため、冒頭で紹介したラチェット式のトルクスレンチがあると便利です。
ボルトが全て外せたら、内張の下側に内張剥がしを差込、下側から内張を手前に引っ張ると取り外しが可能です!
内張は少し硬いですが、ビビらずに力を入れて手前に引っ張りましょう!
上側にはドアロックピンがあるので、そちらのみ注意して下さい!
ここだけは上側に内張を持ち上げて、ドアロックピンを内張から抜いてあげる必要があります!
内張がドアから剥がれても、まだロックワイヤーと配線が繋がっているので次の作業に移ります。
■ロックワイヤーの脱着
内張にドアロックのワイヤー(ドアを中から開け閉めするためのワイヤー)が連結されています。
こちらがロックワイヤーです。
まず初めに、白い部分を下側に引っ張り、固定部分から取り外します。
最後に黒い部分を右に回してやると、外れる仕組みです。
■カプラーを外す(2ヶ所)
カプラーは助手席、運転席共に2ヶ所です。
- スピーカー
- ウィンドースイッチ
もしかしたら、グレードによって『ウェルカムランプ』があるかも?もしウェルカムランプが付いていたらそちらも忘れずに抜いておきましょう!
まとめ
ボルトの位置、カバー類の取り外し方さえ抑えておけば簡単に内張を外す事が可能です!
皆さんもチャレンジしてみて下さいね!
それでは!
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