車高調の減衰力調整をしようと思ったんだけど、調整用のダイヤルが永遠に回り続けてしまうんだけど、これって調整出来てるの？壊れちゃったのかな？
こんな悩みを持たれる方も珍しくありません。
そこでこの記事では、減衰力調整ダイヤルが永遠に回り続けてしまう原因というテーマでお話ししていきます。以前、このような症状でメーカー側に問い合わせをしたことがあるので、その時の話も交えながら紹介していきます。
減衰力調整ダイヤルが永遠に回り続けてしまう原因
車高調の減衰力調整ダイヤルが永遠に回り続けてしまう原因は大きく分けて2パターン考えられます。
- 調整用のネジが外れている
- ダイヤルの六角部分が奥までハマっていない
調整用のネジが外れている
減衰力調整のダイヤルは、車高調のシャフト内部に組み込まれている減衰力調整用のネジを回すための工具（パーツ）です。その内部にある調整式のネジは、回し過ぎてしまうことで外れてしまう場合があります。
多くの車高調は、正ネジになっていると思います。そのため、減衰力調整を最弱方向に回していき、最も弱いところ以上に左回しにしてしまうことで、内部の調整ネジが外れてしまう場合があります。
※全ての車高調で必ずしもそうなるとは限りませんが…。
車高調の取り扱い説明書を見ると、抵抗があるところまで減衰力調整のダイヤルが到達したらそれ以上回さないように。と注意書きがあるメーカーがほとんどかと思います。
そのため、内部にある調整用のネジがネジ山部分にハマっていないため、調整用のダイヤルを回しても無限に回り続けてしまいます。当然、減衰力の調整も出来ていない状態です。
以前、友人の車高調でこのような状態になっていたので、再度右回転に調整ネジを回してネジを入れ込もうと試みましたが、だめ。メーカーに問い合わせると、車高調を送って貰えば修理可能という返答でしたが、減衰力調整は諦めるという結論に至りましたので、詳しい修理費等は不明です。
ダイヤルの六角がハマっていない
僕自身、中古で購入した車高調で何度か経験がありますが、調整用のダイヤルが奥までねじ込まれていないケースや、調整ダイヤルの六角部分が、内部にある調整ネジにちゃんとハマっていない場合も、調整用のダイヤルが永遠に回り続けます。
上の画像矢印部分を、手（もしくはレンチ）で締め込んでみて、ネジが現状より締まっていくようでしたが、六角レンチの先が調整ネジに届いていない可能性があります。
もしネジ部分はそれ以上締まらない状態でしたら、一度減衰力調整用のダイヤルを外して、再度正しく調整ダイヤルを固定し直すことで、調整ダイヤルが無限に回ってしまう状態を回避することが可能です。
先ほどの状態と同様に、こちらの場合も無限に減衰力調整のダイヤルが回っている場合、減衰力は調整出来ていない（減衰力に変化なし）状態いです。
まとめ
車高調の減衰力調整ダイヤルが永遠に回り続けてしまう原因は、車高調の内部にある調整用のネジが外れてしまっていたり、ネジ山部分がバカになってしまっているケースが1つ。
もう１つは、調整用ダイヤルの取り付けが適切に行われていないケースが１つです。
他にも原因があるかもしれませんが、大半の場合はこのどちらかが原因かと思います。とりあえず、減衰力調整のダイヤルを1度外してみて、再度取り付け直してみることをお勧めします。
先日N-ONE用に何ちゃらガレージより購入した車高調は、まさにこの状態で調整用ダイヤルの取り付け不要で無限にダイヤルが回る状態でした。（減衰力調整ダイヤル故障と判断されたお陰で安く購入出来たので儲け〜。）
それで改善しないようなら、内部の調整ネジが原因ですのでDIYではどうにもならないかも…。知らんけど。
それでは。
▪️関連記事はこちら
