車が好き!またそうでない人もカーショップ等で見かける【アライメント】の文字。
よく見かける、よく耳にする【アライメント】って何?そんな疑問について分かりやすく解説していこうと思います。
■ちょっとした豆知識
アライメントには『並べる』『整列』と言う意味があります。
アライメントとは?
車における『アライメント』は4輪のタイヤを真っ直ぐに調整する事を意味します。
これを【トー角調整】とも言います。
車のタイヤってぱっと見真っ直ぐを向いているように見えても、少しズレている場合があります。
この少しのズレがタイヤの減りを早めたり、車が真っ直ぐ走らなくなってしまう原因に繋がります。
アライメント調整はかなりシビアなもので、1ミリ単位から0.1ミリ単位のズレまでも専用のテスターにて計測、調整を行います。
アライメントで調整出来るモノ
- トー角調整
- キャンバー調整
- キャスター角の調整
アライメントではトー角の調整だけでは無く、キャンバー調整やキャスター角の調整も可能です。
当然、キャンバー調整とキャスター角の調整は全ての車で出来るものではありませんが、調整機能が付いている車なら調整してもらえます。
仮に調整が出来ない車でも数値の測定結果を知る事は可能です。
どんな時にアライメント調整する?
- 車高を下げた時・上げた時
- キャンバーを付けた時・起こした時
- 車が真っ直ぐ走らない時
- タイヤの変摩耗が激しい時
- 事故を起こしてしまった
- 縁石にぶつけてしまった時
1つは車の足回りを触った時に必要になります。
キャンバーを付けたり、車高を下げたり。またその反対に車高を上げたり、キャンバーを起こした時にも必要な調整になります。
特に車高とキャンバーはアライメントに大きな影響を与えます。
車を弄っていない方でもアライメントが必要になる場合があります。
車は長年乗っているだけで、アライメント数値が少しずつズレてしまいます。(特に軽自動車はズレやすい)
これは乗り方によっても変わってきますが、荒っぽい運転(輪留めに激しく打つかる・縁石から勢い良く降りるなど)をしているとズレやすいですね。
乗り方と少し似ていますが、事故を起こしてしまって車をぶつけてしまった場合も、ぶつけ方によっては4輪アライメントがズレてしまうケースがあります。
■まとめると…
- 車が真っ直ぐ走らない
- タイヤの減りが早い
車の事はあまりよく分からない…と言う方はこのような症状がある時に、アライメントを行なっているお店に相談してみると良いでしょう。
アライメント調整で得られる効果
- タイヤの持ちが良くなる
- ハンドルが真っ直ぐになる
- 車が真っ直ぐ走るようになる
- 燃費が良くなる
- フェンダー周りが汚れ難くなる
アライメントをするとどうなるの?という効果についてまとめました。
アライメント調整を行うとこれだけの効果を得る事が出来ます。
とは言え、誰でもすべて家の効果を得られる!という訳ではないので注意して下さい。
これだけの効果を得られるのはよほどアライメントが狂ってしまってる車のハナシ。
▪️アライメントによる王道な効果はこの3つ
- タイヤの持ちが良くなる
- ハンドルが真っ直ぐになる
- 車が真っ直ぐ走るようになる
一般的に多くの方がアライメントに求める効果はこの3つが多いです。
タイヤの減りと車の走りが安定する
タイヤのトー角がズレていると車が真っ直ぐ走らなかったり、タイヤの減りが早くなってしまいます。
ハンドルが真っ直ぐでは無い(ハンドルのセンターが出ていない)事に関してはアライメントにはなんら関係はありませんが、ハンドルを右に切った状態で真っ直ぐ走るのはなんだか気持ち悪いですよね…
アライメント調整を行うとハンドルのセンターもバッチリ出してもらえます。
燃費が良くなる
【燃費】の文字に目が行き、『燃費が良くなるの?!』と思った方も多いのではないでしょうか?
アライメントがズレている状態を分かりやすく伝えると、タイヤの向きが左右で平行では無い状態です。
そんな状態でも車は真っ直ぐ走ろうとします。そうすれば当然、タイヤは大きな抵抗を受けながら走行を続けます。
余計な負荷が掛かってしまっている状態では、タイヤはスムーズに転がりませんよね?
そうすると『燃費の低下』に繋がるのです。
とは言え微々たるものですけどね…。場合によっては体感出来る事もありますが。
車が汚れなくなる
車高を下げたり、キャンバーを付けたりしているユーザーで、フェンダーの周りやリアバンパーが黒くなってしまう…
そんな体験をしていませんか?
実はあれ、アライメントがズレてタイヤカスが周りに飛び立っている証拠なんです。
あの汚れをタオルや手で拭いてみて下さい。真っ暗になります。
もちろん、アライメントがズレていない車はタイヤカスが付かないのか?と言われればそうではないですが、アライメントがズレているとタイヤカスの量が多くなり、汚れやすくなります。
もし、フェンダーやバンパー周りにタイヤカスが目立つようでしたらアライメント調整を視野に入れてみて下さい。
アライメント調整のやり方
アライメント調整は残念ながら自宅では正確に行うことは出来ません…。
アライメントテスターを備えているお店で調整を行なってもらう必要があります。アライメント調整のやり方はコチラの動画を見てみて下さい。
もし、アライメントが極端にずれてしまっている場合は、DIY作業でも大きな効果を体感する事が可能です。
自宅で少しでも正確なアライメント(トー角調整)を取る方法はコチラの記事で紹介していますので、参考にしてみて下さい。
アライメントはどこで取れる?
- タイヤ館
- コックピット
- オートバックス
- ジェームス
- カーディーラー
ここでは全国でよく見かけるチェーン店のみを挙げておきました。店舗によってはアライメント調整を行なっていない場合もありますので、ご自宅付近の店舗を確認してみて下さい。
カーディーラーでもアライメントの受付を行なってくれるところがありますが、多くのディーラーは外注作業になってしまうため料金が割高です。
アライメントの料金
アライメントの料金はお店にやって異なりますが…
▪️アライメント測定
- 5000円〜
▪️アライメント調整
- 10000円〜
多くのお店で、アライメント数値の測定と調整は別途の費用計算になるケースが大半です。
大凡15000円〜程度掛かると思っていて下さい。
もちろんこの金額より安いお店もあれば、高いお店もあります。
僕の経験談から【外車】はプラス料金を取られる場合がほとんどです。
理由は使用する工具の違いや、整備性の悪さが大きな理由です。
外車の足回りを触った事がある方なら納得の理由ですね…
アライメントではなくサイドスリップの選択肢
アライメントと言う言葉の方が耳にする機会や目にする機会が多いせいか、【サイドスリップ】と言う言葉を知らない方が多いですが…
わざわざ高いお金を払ってアライメントを取らなくても、【サイドスリップ調整】で事が足りる場面は結構あります。
これからアライメントを取ろう!と思ってる方はサイドスリップ調整についても理解しておきましょう!
サイドスリップとアライメントの違いについてはコチラの記事をご覧ください。
アライメント調整は15000円〜ほど金額が掛かりますがサイドスリップ調整は【3000円】ほどの料金です。
まとめ
いかがでしたか?
車の4輪アライメントは車が走行する上で、より快適な走りを行うための調整です。
アライメントは必ずしも取らなければいけないものではありません。
高いお金を払わずに、【サイドスリップ調整】でお手軽に済む場合も結構ありますのでアライメント前には確認しておきましょう!
それでは!
関連記事はコチラ!!