数ヶ月ぐらい前から、クラッチペダルに足を乗せて、ほんの少しクラッチペダルを踏み込みすると、ペダルから振動が伝わってくる症状が出ておりました。
1ヶ月に数回乗るか乗らないかぐらいの頻度だったので、放置していたのですが、症状が悪化してきたので、原因を探るべくクラッチ交換をすることに。
そこでこの記事では、クラッチペダルから振動が伝わってくる原因について紹介していきます。今回は、車屋さんにてクラッチ交換を依頼したので、車屋さんから聞いた原因になりうるポイントを紹介します。
クラッチペダルから振動が伝わってくる原因
クラッチペダルから振動が伝わってくる原因は以下の中にあるケースが多いです。
- クラッチディスク
- クラッチカバー
- レリーズベアリング
- フライホイール
クラッチディスクに関しては、クラッチ板の歪みやクラッチディスクのダンパースプリングのヘタリが原因になりうるポイントです。
クラッチカバーが原因になっているケースに関しては、クラッチカバーの中心部分がダイヤフラムスプリングになっているのですが、このスプリングがへたることによって、クラッチディスクを押し付ける力が弱まっていることが考えられるとのことです。
レリーズベアリングに関しては、内部の破損や摩耗によるガタ。どのみち、ベアリングに異常が起きている状態。
ちなみに、今回自分の車でクラッチペダルから振動が伝わっていた原因は、フライホイールにありました…。純正のフライホイールがシングルマスではなくダブルマスが採用されている車種。このフライホイールの内部に組み込まれているダンパーが劣化によりガタが大きく出ていたことで振動が出ておりました。
シングルマスのフライホイールであれば、フライホイールが原因になるケースは考えにくいですが、純正がダブルマスフライホイールになっているような車両であれば、1つ原因になる恐れがありますので、頭の片隅に入れておくことをお勧めします。
ミッションを下さないと原因は解明できない…
クラッチペダルから振動が出る原因について、4点ほど紹介しましたが、ペダルから振動が出ている場合、ミッションを下ろしてクラッチ周りを確認しないことには原因の特定が難しい。というのが厄介なところ。
つまり原因を探す。それを修理する。となれば、必然的にクラッチ交換をするという選択肢以外が皆無ということです。
クラッチ交換はミッションを下ろして作業するため、まあまあな工賃が掛かります。自分でやったら、クラッチ3点キットに関しては、そこまで高い部品では無いので、安いですけど…。(純正品、または純正同等品のクラッチを購入すれば。)
良いように捉えるとするのであれば、クラッチ交換をしてやれば、ペダルからの振動が改善するということ。
- クラッチディスク
- クラッチカバー
- レリーズベアリング
基本的にはクラッチ交換と言ったら、この3点セットの同時交換になりますので、振動の原因である4つのうち3つは潰せます。
フライホイールに関しては、問題がなければ再利用するケースがほとんど。加えて、クラッチよりも高額になるので、ついでだからこれも行っとくか。とならない方も多いかもしれません。
まとめ
クラッチペダルから振動が伝わってくる場合、以下の何処かに原因があるケースが大半です。
- クラッチディスク
- クラッチカバー
- レリーズベアリング
- フライホイール
エンジンマウント・ミッションマウントの劣化という可能性もゼロではありませんが、間違いなくペダルからダイレクトに伝わってくる感触があるのであれば、その振動とエンジンマウントは無縁かと思います。
振動を直すには、ミッションをおろしてクラッチ交換をするほか無いかと…。
放置していると、クラッチが切れなくなり自走不可になる未来も十分ありますので、早めの決断を。
それでは。
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