キャンバー角には、ポジティブキャンバーとネガティブキャンバーの2種類があるって聞いたけど、何がどう違うの?
こんな疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、ポジティブキャンバーとネガティブキャンバーの違いについてお話ししていきます。
ポジティブキャンバーとネガティブキャンバーの違い
ポジティブキャンバーとネガティブキャンバーの違いは、タイヤがどちらに傾くか?これによって呼び名が変わっています。
- ネガティブキャンバー ハの字
- ポジティブキャンバー 逆ハの字
タイヤの頂点が、内側に入り込むキャンバーの付き方をネガティブキャンバーと呼び、タイヤの下側が内側に入り込むキャンバーの付き方をネガティブキャンバーと呼びます。
タイヤが傾く方向を区別するための、呼び名です。
▪️ポジティブキャンバー
▪️ネガティブキャンバー
ポジティブキャンバーを故意につけることは無い
基本的に故意にポジティブキャンバーをつけるユーザーはいません。(絶対とは言い切れませんが、少ないことは間違いない。)
純正状態からキャンバー角がついている車も多いですが、全てネガティブ方向側に角度が付けられています。これは、車がコーナーリングする(曲がる)際に、ネガティブキャンバーを付けていた方が、タイヤに踏ん張りが効くためです。
人が踏ん張る際にも、足を揃えておくよりも、少し足を開いて斜めになっている方が踏ん張りが効くのとイメージは全く同じです。
当然、ポジティブキャンバーが付いている状態では、コーナリング時の踏ん張りには期待出来ません…。つまりわざわざポジティブ方向へキャンバーを調整するメリットは無いのです。
詳しくはこちらの記事でお話ししています。
ポジティブキャンバーは、故意的につけているという訳ではなく、車高を下げたり上げたりすることで勝手についてしまっているケースが大半です。
ポジティブキャンバーを直す方法も含め、詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
まとめ
ポジティブキャンバーとネガティブキャンバーの違いは、タイヤがどっち向きに傾いているかによって、呼び名が変わっています。
タイヤの頂点が、内側に入り込むキャンバーの付き方をネガティブキャンバーと呼び、タイヤの下側が内側に入り込むキャンバーの付き方をネガティブキャンバーです。
- ネガティブキャンバー ハの字
- ポジティブキャンバー 逆ハの字
一般的に、キャンバー角を調整する場合は、ネガティブキャンバーよりに調整されるケースが多いです。
ローダウンによって、ついてしまったナチュラルキャンバーを起こす目的としてポジティブ方向へキャンバー角を調整することはありますが、最終的にはキャンバー角はややネガティブキャンバーもしくは0を目指すケースが大半です。
キャンバー調整の方法(付け方)については、サスペンション構造ごとに細かくこちらの記事で紹介しています。
それでは。
▪️キャンバーに関する記事はこちら