エリシオンに限ったハナシでは無いですが、スライドドアはツライチやキャンバーとの相性が…
ドアがスライドして開くので当然ですが、ホイールとの干渉問題が出てくる恐れがあります。
そこでこの記事では、スライドドアとキャンバーやツライチについて少しお話ししていきます。
キャンバーを付けてもスライドドアは開く?
ホイールのツラ具合とキャンバーにもよりますが、大概の場合は問題なくスライドが開けられます。
※対策が必要な場合もありますが。
スライドが開く途中の内張とのクリアランスも大丈夫ですね。
今回のリアキャンバーとツラはこんな感じです。ドアの一部(下側)が干渉するため、削って開くようにしました。(表面から見えないからなんでも有りですね。)
このぐらいのキャンバーとツラで有れば、スライドドアをオフセットする事なく、余計な仕事は増えません。
アッパーアームの調整時に、スライドドアを開けて干渉しないギリギリを狙ったのはここだけの話です。あと少しで開くのにオフセットする手間を喰うのは時間が勿体無いですからね…。
ガッツリ干渉するから対策ならまだしも…。
スライドドアをオフセットする方法
今回の車はキャンバーをそんなに付けている訳でもなく、ホイールの出ヅラもフェンダーに合わせているのでさほど影響はありませんでしたが…
これ以上、キツイオフセットや太さのホイールを履かせてキャンバーを付ける場合は対策が必要です。
車種によっては、オフセット用のヒンジが出ていたりもします。
オフセットのヒンジがない場合は、スライドドアを固定するブラケット部分にスペーサーを噛ませてやればOKです。
※ちなみにエリシオン用のオフセットヒンジは無い。
ちなみにエリシオンの場合は、エスティマのヒンジを流用する技もあったりします。
ココにスペーサーを噛ませても、スライドドアは開く時にだけ外に逃げるけど、閉めた際にはドアはちゃんと閉まるので問題無しです
車種にもよりますが、10〜15ミリ程度ならこの方法でオフセット可能です。微調整程度なら、ワッシャーを挟まれている方も多いですね。
ワッシャーじゃなくてスペーサーを使用したい場合は、鉄板を切り出して、寸法を測り穴を開けてやるだけです。
車種によっては、ヒンジの取り付け部分の純正品を購入してカットしてスペーサーにしている方もいらっしゃいますね。(参考までに。)
固定するボルトも少し長くしないと、ネジ山の噛み代が減っちゃうので注意です。
※後日、ワッシャーを使用してスライドドアのオフセットを行いましたので、1つの記事にまとめました。
まとめ
エリシオンの場合、多少のキャンバーとツライチ程度なら、スライドドアは難なく開いちゃいます。
他のミニバンは知らんけど。
仮にスライドドアとホイールが干渉してしまうケースでも、スライドドアを外に逃がしてやれば良いだけなのでそこまで気にする必要は無いと思います。
スライドドアの車って車体形状が箱だから、そんなに馬鹿みたいにキャンバー付ける理由も無いと思いますが。
それでは。
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