キャンバーボルトの取り付けを検討しているんだけど、キャンバーボルトって何度ぐらいキャンバーが付くかな?
このような声はちょこちょこ耳にします。
実際に僕自身の周りでも、このようなLINEが飛んでくることも…(最近は無いな。)
そこでこの記事では、僕自身の経験談からキャンバーボルトによって得られるキャンバー角は何度ぐらいなのか?と言うお話をしていきます。
キャンバーボルトで何度キャンバーが付く?
キャンバーボルトで正確に何度キャンバーが付く!と断言することは難しいですが、大凡【1〜2度】程度のキャンバー角が付きます。
車種や使っている車高調、純正ボルトの組み方によっても多少変化するため目安にしかなりません。
3度キャンバーが付くと記載されている商品も目立ちます。しかしならがら、3度も付かないケースが大半です。(経験上)
ちなみに、ホイールの入り込み具合については、こちらの記事で紹介しています。取り付け時の実寸値を元にしたお話です。
※キャンバーボルトの説明欄見るとよく3度と言う文字を目にするけどね。実際のところは…
アレ?これだけしか付かないの?
このような声を漏らす人の方が多いのは事実です。(ドレスアップでキャンバーを付けようとしている人達だと。)
僕自身も初めてキャンバーボルトを使用した際には、そのような感情を抱きました。
1つの目安に過ぎませんが、ピロアッパーマウントをキャンバー0から、全寝かしにした時ほどのキャンバー角を得る事はほぼ出来ません。
上下に入れても倍付かないケースも多い
キャンバーボルトを上下2本使えば、キャンバーが倍ついて満足出来るかな?
キャンバーボルトを付けたけど満足出来ず、この思考になる人結構多いです。
実際のところは、キャンバーボルトは上下2本入れても倍キャンバーが付くとは限りません…
確かに、ボルト2本ともにガタが生まれれば、それだけたくさんのキャンバーがつきそうなイメージが沸くのは分かりまが。
しかし、ボトルの穴〜穴の位置が変わらない状態でボルトだけを2本変えたとしても、2つのボルト分のガタを目一杯使い切る事が出来ない事もあります。
理由はいくつかあるけど、ナックルがブラケットに干渉してしまい、ナックルの角度が付ききらないとかとか。
キャンバーボルト1本の時よりは、寝るのも事実ですが2本ともキャンバーボルトに変えてしまうと強度面のリスクも生まれます。
それと引き換えにするには、体感出来る効果が薄過ぎるので別の方法をおすすめします。(どうしても!って言うならそれは知らんけど。)
ローダウンとキャンバーボルトを同時にやると…
最後に少し余談ですが、車高を下げるのと同時にキャンバーボルトを付けると、得られるキャンバー角は大きく減るケースが多いです。
キャンバーボルトが使用出来る、ストラット式サスペンションの構造上、車高を下げるとキャンバーが起きてくるためです。
つまるところ、キャンバーボルトによって得られたキャンバーが、ローダウンによって付くポジティブキャンバーにかき消されると言う事です。
車高調の取り付けとキャンバーボルトの取り付けを同時に行う予定の人は、ここも頭に入れておいた方が良いと思います。
まとめ
キャンバーボルトに交換して得られるキャンバーは、【1〜3度ぐらい】です。
商品説明に【◯度!】って記載されているケースですが、その数値分必ずキャンバーが付く訳では無いことは頭の片隅に入れておくことをお勧めします。
体験談ではありますが、3度も付かない場合が大半です。
完全に私ごとですが、僕は数年前からキャンバーボルトの使用はやめました。あんまりキャンバーが付かないし、ボルトの締め込みが面倒だから…。キャンバーを付ける方法は他にも十分ありますからね。
もしキャンバーボルトの購入を検討されるなら、Jラインかモンローがお勧めです。
キャンバーボルトの取り付け方法は、こちらの記事で解説しています。
それでは。
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