ワイドトレッドスペーサー(ワイトレ)とホイールスペーサーって何が違うの?どちらもホイールスペーサーでしょ?
こんな疑問を持たれる方も少なくありません。また、どのように使い分ければ良いのか?ココについても疑問の声を耳にすることが…
そこでこの記事では、ワイドトレッドスペーサーとホイールスペーサーの違いについてお話ししていきます。
合わせて、使い分け方についてもお話していきます。
ワイドトレッドスペーサーとホイールスペーサーの違い
ワイドトレッドスペーサー(ワイトレ)とホイールスペーサーは【固定方法】が異なります。
- ワイトレ ナットでスペーサーを固定する
- ホイールスペーサー 挟み込むだけ
実際に写真で見比べれば一目瞭然です。
■ワイドトレッドスペーサー
■ホイールスペーサー
ホイールスペーサーは、円盤型の鉄板に穴が空いているだけに対して、ワイドトレッドスペーサーは【ハブボルト】が存在します。
ホイールスペーサーは、ホイールを固定する前にハブボルトに通してその上からホイールを固定。
つまるところ、挟み込むようにして使用します。
それに対して、ワイドトレッドスペーサーに関しては、スペーサーを車のハブボルトでナット固定し、ワイドトレッドスペーサーに打ってあるハブボルトを使ってホイールを固定します。
ホイールスペーサーとワイドトレッドスペーサーは、同じ役割を担っていますが、構造や固定方法が大きく異なります。
余談ですが、ワイドトレッドスペーサーはその名の通り【ワイドトレッド化】が売りの商品です。
挟み込むだけのホイールスペーサーでは、出し切れない数値(20ミリとか30ミリとか)をオフセット可能にすることが売りの商品です。
ワイドトレッドスペーサーとホイールスペーサーの使い分け方
ワイドトレッドスペーサーを使用するか、ホイールスペーサーを使用するかの選択は【スペーサーの厚み】で決めるのが一般的です。
※あくまでも個人的な意見ですが…
- 10ミリまではホイールスペーサー
- 15ミリからはワイドトレッドスペーサー
10ミリに関しては、ホイールスペーサーもワイドトレッドスペーサーも同様に販売されているのですが…
個人的には、ワイドトレッドスペーサーでは無くホイールスペーサーを使用した方が良いよね。って思ってます。
詳しくはこちらの記事で既に解説済みです。※1つの考えとして参考にしてみて下さい。
ちなみに、10ミリのワイトレが存在するのは、ハブボルトをロングに打ち換えなくて10ミリオフセットすることができるためです。
まとめ
ワイドトレッドスペーサーとホイールスペーサーはどちらもホイールを外に出す(オフセットする)役割を担っています。
ホイールスペーサーを単体で固定し、ホイールスペーサーに打ってあるハブボルトにホイールを固定するのがワイドトレッドスペーサー。
ホイールと車体に挟み込む(ホイールと共締め)のがホイールスペーサーです。
- ワイトレ スペーサーを単体でナット固定
- スペーサー ホイールと共締め
どちらもホイールを外に出す役割(オフセットする)という意味では同じですが、構造というか作りというか、固定方法が異なります。
違いに関しては、知っていれば迷うことはないので、もう大丈夫ですね。
それでは。
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