キャンバーを付けている場合、タイヤの空気圧はどのぐらいに設定しておけば良いんだろう?
こんな悩みを持たれる方も少なくは無いと思います。
僕自身も初めの頃は手探りや周りの人たちから情報を仕入れつつ空気圧を決めていました。※後はタイヤ屋さんの話とか聞いてね。
そこでこの記事では、キャンバーを付けている際の空気圧に関するお話をしていきます。
※この記事で紹介する空気圧に関しては1つの参考値としてお考え下さい。
キャンバーを付けたら空気圧はどのぐらい?
キャンバー角やタイヤの引っ張り具合によっても異なりますが…
3キロ〜3.5キロ程度
このぐらいが個人的にはお勧めです。これ以上はタイヤのキャパもありますので個人的にはお勧めしません。※タイヤにはどのぐらい空気圧を入れて良いか決まってる。
▪️空気圧 3.5キロ
※キャンバー目安 10〜13度
▪️空気圧 3キロ
※キャンバー目安 5度前後(リア)
当たり前ですが、入れ過ぎも少な過ぎも良くありません。
空気圧が高過ぎと、タイヤの負担が大きくなりタイヤがセパってしまったり、ホイールにダメージを与えることにも繋がります。
逆に空気圧が低すぎると内リムと地面の距離が近くなり、リム打ちをしてしまったりタイヤがたわみ過ぎてしまいます。
キャンバーを付けたら空気圧を高めにする理由
キャンバーを付けたら、なぜタイヤの空気圧を高めに入れる必要があるの?
これは、キャンバーを付けたことで、タイヤの接地面積が減るためです。
タイヤの接地面積が減ったと言うことは、タイヤが負担する車重の受け方が大きくなります。そうすれば、当然タイヤのたわみが大きくなります。
つまるところ、タイヤが車を十分に支えられなくなってしまうと言うことです。
今まで5人で運んでいた荷物を、3人がいなくなり2人で運ばなくてはいけなくなったら、力を入れなおさないと荷物が落っこちちゃうよね。そんなニュアンスです。
あまりにも、タイヤがたわんだ状態で走行していると、タイヤのビートが痛み、タイヤとホイールの密着度が下がってしまいます。
※タイヤのビート部分は、タイヤとホイールが密着して空気を逃さないようにしている大事な接点になる場所です。
そうなれば、必然的にエア漏れを引き起こすことになります。
空気圧を下げて接地面を増やすのはNG
稀に空気圧は低めに設定して、タイヤの接地面積を稼ごうとする人がいますが、基本的にはNG行為だと思います。
タイヤのたわみが大きくなり、タイヤのビートを傷つけることになり、最悪の場合【エア漏れ】を引き起こす原因にもつながる恐れがあります。
もちろん、空気圧を低くして走行してたら、絶対にエア漏れを起こすと言う訳では無いですが…
タイヤの接地面積をそこまで気にされるようでしたら、潔くキャンバーを起こすしかないと言うのが結論です。
こまめなエアチェックを心掛ける
せっかくミニクーパーの画像を貼ったので情報を書いておきます。
- キャンバー 8度前後
- 空気圧 3.2〜3.3ぐらい
先ほどもお伝えしたかと思いますが、キャンバーを付けた状態で空気圧が低下していると、タイヤのたわみが大きくなりビートを痛めます。
これは、空気圧の低下に気が付かずに車を走らせ続けた場合にも、全く同じことが言えます。
そのため、空気圧はこまめにチェックしましょう。キャンバー角をあまりにも付けている場合、キャンバーを付けていない車よりもエアの減りが早くなることも珍しくありません。
普段から、空気圧をチェックする癖を付けておくと、タイヤのトラブルに悩ませれずに済みますよ。
毎回ガゾリンスタンドでエアチェックをするのは面倒臭い…
そんな方は、シガーソケット電源でエアを入れられる、空気入れを持っておくと便利です。サイズの小さいので、車に積んでおけば、出先でも空気を入れることが可能です。
まとめ
キャンバーを付けたら、どのぐらいに空気圧を設定するかの問題に関しては、これと言った正解は無いと思います。
これまで僕自身の体験談やタイヤ屋さんから仕入れ他情報からは【3キロ〜3.5キロ】の間で自分の車にあった空気圧を探すのが良いかと思います。
これまで僕自身が乗ってきた車は、3キロ〜3.5キロの間で空気圧を調整しています。
ちょっぴり余談になりますが、新品タイヤを履かせた際(キャンバーと引っ張りタイヤの組み合わせ時)は、タイヤが馴染むまで気持ち空気圧を高めに設定していたりします。
その辺の内容は、コチラの記事でお話しています。
※あくまでこの記事で扱っている空気圧は、鵜呑みにするというより【参考値】となれば幸いです。
それではまた。
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