E46の天井が垂れてしまっているので、張り替え作業を行いました。
これから天井を張り替えようか迷ってる方に向けて、天井生地の張り替え方法をお話ししていきます。今回の天井張替え作業は完全に一人でやっています。
※当方プロではないので、素人目線からですのでご了承下さい。
良さそうだな〜という点は参考に、ここは違うだろ!と言う点は無視して下さい。
結論だけ先にお伝えしておくと、面倒な作業でしたが我ながら上手く出来ました。
張り替えに使うモノ
- 張替えに使う生地
- 天井を外すために使う工具
- スプレー糊(3M)×2本
比較的、必要なモノは少ないです。
▪️今回使った生地
▪️スプレー糊
ちなみに、今回使ったオートマックスイズミのスエードシートには、スポンジ付きとそうではない商品があります。
今回使ったのは、スポンジ無しです。
純正に近い感じの触り心地を求めるのであれば、スポンジ付き。そこに拘らないなら、スポンジはいらないと個人的な意見です。
※当然ですが、スポンジ付きの方がちょっぴり金額が高くなります。
▪️スポンジ付きのスエードシート
今回使用した生地とは異なりますが、他にも自動車のルーフライナー専用として販売されているものも、当然あります。意外に金額も高く無いです。
天井の張り替え方法
天井を張り替え手順はこんな感じです。
- 天井を外す
- 生地を剥がす
- スポンジの除去
- 生地をサイズに合わせてカット
- 生地を貼り付ける
順番に解説していきます。
天井を外す
天井の外し方については、車種ごとに違いますが、基本的な作業に関しては似たようなものです。
こちらの記事を試しにチェックしてみて下さい。
そんなに難易度は高くありません。
スポンジの除去
生地自体はベロンベロンですので、もう剥がすという表現が適切かどうかすら怪しい…
問題は生地を退かした後です。
スポンジだけが天井に残ってしまうので、これをひたすら擦り落とします。
- タワシ
- ブラシ
- ペーパー
- ダブルアクション
タワシやブラシで擦り落としたあと、本職の方はダブルアクションで面を慣らしているのを見たことがあります。
※今回はタワシとペーパーヤスリ
ダブルアクションはあれば絶対便利。ただこの作業のためだけに買うのは…。磨きに興味があるなら、この際に買ってしまうのも有りです。
※かなり月日が経ってから、リョービのポリッシャーを購入…。
本来なら、このスポンジの色が無くなるまでやった方がいいです。僕は飽きてここでやめました。
スポンジが残っていると、次に貼る生地の粘着に大きく関わります。
つまるところ、この作業で手を抜くとまた天井が垂れてくるかもよ。という事です。
生地をサイズに合わせてカット
天井のサイズよりも一回り大きく、生地をカットします。
少し余裕を持ってカットしておくことをお勧めします。
貼ってたら最後だけ足りない…
そんな事になったら、一からやり直しになっちゃいます。時間も生地も無駄になりますからね。
生地を貼り付ける
今回、僕が使っている生地は、オートマックスイズミというメーカーから販売されているこちらの生地です。
この生地は、糊が付いているタイプで本当にやりにくいです。
じゃあなんでそれを使っているの?
安くてすぐに届くからです。プラスでピラー等も同じ生地で張替えているのも理由の1つです。
そんなこんなで、1度生地を仮貼りしたら、6棟分ずつぐらい剥がしてスプレー糊を吹くやり方で作業しました。
生地を貼っていく際は、中央部分から貼り付けて両サイドに向けて貼り付けていきます。
天井は、中心部分が最も凹んでいるため、先に外から生地を貼ってしまうと中央部分は生地を引っ張らないと貼れなくなります。
そんな理由から、中心部分から貼っていきます。
天井を張り替える際は、基本生地を引っ張ったり伸ばしたりしないほうが良いです。後々生地が剥がれる原因になります。
使ったスプレー糊はコレ。3Mの99です。コレが強くて天井にはおすすめ。
今回2本のスプレー糊を使いました。2本でも足りるけど3本あれば安心です。近くにホームセンターが無い場合は、3本買っておくと安心です。
生地を貼った後は、しっかり圧着させましょう。圧着させて1日ぐらい放置しておくのが確実。
僕は足で圧着しました。笑
この圧着の作業は結構大事です。足で踏んで体重をかける場合は気を付けてください。
天井を車体に戻す作業
生地の張替えをした後は、糊が完全に固まってから戻した方が良いです。糊の臭いが充満するのと、重力で生地が剥がれるかもしれません。
張り替えたら、一日天井を日光浴させるぐらいのゆとりが確実です。
天井を車体に戻したら、外していた部品類をまとめて取り付けます。
取手やら細々したパーツがつく部分は、無視した生地を貼りましたので、車体についた状態でカット。
生地は折り込まずにそのまま、小物部品を取り付けました。
小物部品で生地が押さえつけられるので、見えないし時間の短縮になるのでこのやり方は良いかも。
まとめ
今回、経験値のために初めて天井の張り替えをしました。
E46は4台目の欧州車だったが、今回が初めての天井垂れだったこともありますが。
実際にやってみると、工賃の高さがよく分かる作業でした。
とは言え、素人には出来ないのか?と言われれば、別にそんなことも無いと思います。
※もちろんプロとの仕上がりの差はあれども。
自分でやってみようかな〜?
そんな風に思っている方は、1度チャレンジしてみましょう。
今回の材料費(生地代)は6000円程度です。このぐらいの金額なら、気軽にチャレンジ出来ると思います。
仮にもチャレンジ失敗したとしても、天井を外してお店に持っていけば少しは金額が安く上がるので、結果オーライな気もします。※脱着工賃が減るからね。
それでは。
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