先日購入してきた、E46(318ci)の足回りが一旦全て終わりました。
そこでこの記事では、E46の足回り詳細について全て紹介していきます。
- どんな足回り加工をしているのか?
- ホイールのサイズはいくつぐらいか?
E46の車高短カスタム
車高短カスタムとかいつつ、そこまで低くはなく腹下は充分なクリアランスを確保しています…笑
キャンバーを少し多めに付ける事で、リムとフェンダーの距離が近付き地面とのクリアランスを稼ぐことが可能です。
車高を少し下げて、はみ出たホイールが入るようにキャンバーを付けただけのカスタムですが…。
前後共ホイールがフェンダーに被らないよう、またハンドルが余裕を持って全て切れる車高に調整しています。
キャンバー角に関しては、アライメントに行ってないため、定かではありませんが…
- フロント 9度
- リア 11度
計測方法はコチラをご覧下さい。
※キャンバー角の数値は1つの目安程度にお考え下さい。
足回りの詳細
車高調は前後とも、XYZのモノを使用。強いて言うなら、リアバネは選択肢を広げるために直巻きスプリング化しています。
■フロント
- ブラケットの屈折加工
※画像は仮付け溶接時
角度は約10度で加工しています。今回の車両は自分で加工しましたので、詳しくこちらの記事で解説済みです。
ピロアッパーマウントでも、キャンバー角を付けていますが、E46のストラットタワーは基本、調整キャパを使いこなすことが出来ません。
そのため、あまり調整式ピロアッパーマウントをあてにし過ぎない方が良いです。
もし、ピロアッパーマウントだけでなんとかキャンバーを付けたいというのであれば326powerのものがおすすめです。
■リア
- キャンバーアーム(Z.S.S)
- E36純正アッパーアーム流用
- E36アッパーアーム加工
リア周りは、アッパーアームとロアアーム(コントロールアーム)を交換しています。
ロアアームは調整式が出ているので、そちらを使いアッパーアームは加工のしやすさから、鉄で出てきているE36の純正を流用しました。
E46の純正アッパーアームがアルミで出来ているため、加工には不向きです。
詳しくはこちらで解説しています。
ロアアームだけじゃダメなの?
そんな疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、今回手持ちのホイールを履かせたいのと、トー調整の兼ね合いでアッパーアーム側も短縮する必要がありました。
ロアアームだけで、極度のキャンバーを付けるとトー角がめちゃくちゃインに向いてしまいます…
E46のリアトー調整については、こちらで解説済みです。
ホイールのサイズ詳細
■ホイールサイズ
- 18インチ
- 10.5j +15
- 225/35r18
- PCD変換 25ミリ
ホイールサイズ、タイヤサイズは前後共に全く同じ組み合わせです。
今回履いているホイールは、当サイトをご覧の方であればご存知かもしれませんが…
E91→IS250→E46と履き継いでいます。笑
たまたま手持ちにあったホイールを無理やり履かせました。
思ってたより、すんなり10.5jのマイナスオフセットを飲み込む車両で良かったです。
ただ、僕自身この次のE90系(BMW3シリーズ)にも乗っていたことがあるためどうしても比較してしまいますが、明らかにE46のタイヤハウスは狭いです…
足回りで苦戦した箇所と実行しなかった思考
E46に乗っている方であれば、言うまでもないですが、リア周りの足回りにはかなり手を焼きました。
その理由は、キャンバーを付ける際のアッパーアームの短縮量とロアアームの延長量のバランスです。
リアのトー調整は限られたキャパシティーの中でやりくしなければなりません。そのためホイールのでズラだけではなくトー調整のキャパにも手を焼く羽目になります。
アッパーアームが調整式であれば、もっと楽だったのですが、E36の純正アーム加工を選択したせいで、アッパーアームの短縮を三度やり直しました…
このような事態を解決する方法があるのですが、今回僕の中では不採用になった思考(プラン)があります。
- 車高調のコイルオーバー化
- ロアアームをアッパーアームにも使う
※コイルオーバー化とはショックアブソーバーにスプリングを取り付けること。
コイルオーバー化に関しては、クラウン系統のフロント車高調を購入し、アッパーマウントのみE46のものを使えば簡単にいコイルオーバーが可能です。
※クラウン用の車高調
アッパーアームにも調整式ロアアームの取り付けですが、おそらく取り付け幅が同じなのでそのまま取り付け可能だと思います。
※多少の加工は必要な場合あり。短縮加工は必須。
そうすれば、アッパーアームも調整式になるので、全てが上手くいくはずです。
▪️なぜやらなかったのか?
- ホイールと車高調のクリアランス不足
- 強度的な不安要素
すでに履くホイールは決まっていたので、スペース確保に難ありで辞めたと言うのが1つ。
あとは強度面の不安です。過去に乗ってたミニクーパーとE46の足回りはほぼ同じなのですが(構造的に)、ミニクーパーはコイルオーバーでした。
- トレーリングアームの形状
- ショックの取り付け
- 各アームの取り付け
どれをみてもそっくり。同じBMWが同じ時期に作った車なので当然と言えば当然ですが。
※ミニクーパーのリアサスペンション
もちろん、スペース確保の問題だと思いますが、少なからず強度面の問題もあると思います。
ただ、E46のコイルオーバー化は実行されているユーザーもいらっしゃいます。
アッパーアームからスプリングを排除し、調整式にすればE46はかなり弄りやすくなると思います。
まとめ
正直、ここに挙げた情報が誰の役に立つのかは、定かではありませんが…
情報が少ないE46の足回りについて、僕が知っている限りの情報を詰め込んだはずです。
この記事が誰かの参考になれば幸いです。
それでは。
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