先日から足回りを組み込んでいたIS250のフェンダー爪切り加工を行いました。
フェンダーの爪切りってどうやるの?何かポイントはある?
この記事ではそんな方に向けて、フェンダーの爪切り加工について解説していきます。
▪️この記事で分かること
- フェンダーの爪切り加工のやり方
- フェンダーの爪切りは車検に通るのか?
- フェンダーの爪はどこまで切る?
フェンダーの爪切り加工のやり方
フェンダーの爪切り方法は至って簡単で、車をジャッキアップして、タイヤを外してサンダーで爪を削いでいきます。
画像だと分かりにくいですが、僕がフェンダーの爪切りをする際はいつもこのようなペーパーサンダーを使います。
確か、番手は#80ぐらいだったかな。
これだと少し削るのに少々時間が掛かりますけど、失敗のリスクヘッジになるのでお勧め。砥石はお勧めしません。
あー!削り過ぎた…
ってな事を防止出来ます。
あとはひたすら、サンダーで爪を切っていきます。正確には削りですけどね。
削る時は必ず保護メガネをするようにしましょう。爪を削る際は、顔にかなり鉄粉が飛んできます…。学生の頃は、バイクに乗っていたこともあり、フルフェイスが手元にあったのでフルフェイスを被ってやってました。(笑)
フェンダーの爪を切るとこんな感じに仕上がります。
画像だとあまり伝わないですが、結構ペラペラに仕上がっています。
ペラペラとか言いつつ【2.5ミリ】残っているんでもう少し攻める事も可能です。
ただし、ここに関しては攻め過ぎにも注意です。
これだけ削っておけば、この程度のツラは出せますんで、今回はこれで充分です。
僕流ですけど、ツラの出し方はこちらの記事で解説していますので、気になった方はこちらをチェックしてみて下さい。
フェンダーの爪切りはどこまで切る?
フェンダーの爪切り、どこまで切れば良いんだろう…
これは物凄く悩むポイントだと思います。
これには賛否両論ある話題かもしれません。
個人的には最低でも【5ミリ】残しぐらいがおすすめです。
リアのフェンダーは2枚の鉄板が合わさって、【L字】に折り曲げられています。それが爪ですね。
そのため、フェンダーの爪を切りすぎると2枚の鉄板が最終的に分離してしまうのです。
まさにこれ。少し分かりにくいですが、鉄板が分離しちゃってますよね?
爪を切り過ぎるとこうなってしまうから、5ミリぐらいは残しましょう!って言うのが理由です。
■爪が分離するデメリット
- ここから水が入ってフェンダーが錆びる
- フェンダーの剛性がかなり落ちる
先日、プロのショップが切ったクラウンのリアフェンダーをマジマジ見てきたんですけど、やっぱり【5ミリ】ぐらい残した状態でした。
あ、このクラウン足回り全部【T-DEMAND】です。誰もが知る高級脚ですね..。(ホイールは迷っていてるようで、まだ手付かずですが…。)
ショップで極限まで攻めた爪切りをやる場合は、分離した爪を溶接(作り直)して、フェンダーの再塗装を行うのが一般的です。
僕の場合は、いつもフェンダーが剥がれるか剥がれないかのところまでフェンダーを切っています。
フェンダーの剛性は無くなりますが、ホイールがフェンダーを上手く交わすセッティングをしてあげれば、フェンダーがぐちゃぐちゃになる事はありません。
削り終わったら、削った面をタッチペン等で塗っておくと、そこから錆びていくのを防げるのでやっておいた方が良いと思います。
フェンダーの爪切りは車検に通る?
フェンダーの爪切りって車検に通りますか?
これもよく聞かれるので少しお話ししておきます。
結論、通ります。けどお店によっては【通らないよ】と言われる事もあります。
僕自身、これまで乗ってきた車は全て、リアフェンダーの爪は切っているのですが、車検に通らなかった事はありません。
ただ、お店によってはフェンダーの爪を切っていると車検に通らないよ。と言われる場合も実際にあるようです。
その時は、大人しく【はい分かりました。】と言って他のお店に車検をお願いするなり、自分でユーザー車検に通す手段を考えましょう。
フロントフェンダーの爪は切ってはだめ
これは少し余談になりますが、フロントフェンダーの爪はサンダー等でカットしてはいけません。
リアフェンダーのように2枚の鉄板で出来ている訳ではないため、剛性がなくなりフニャフニャになってしまいます。※過去に友人がカットして体験済み。
ハンドルを切ったり、段差の際に少しでも干渉すると、すぐに巻いてしまいます。
そんなこんなで、フロントフェンダーの爪は折るように。
まとめ
フェンダーの爪切り加工は、ホイールとフェンダーの干渉を防ぐための加工です。
失敗すると、フェンダーの見た目を悪くしてしまうので、やる時は慎重にやりましょう。
フェンダーの爪切り加工は慌てず、慎重にやればそんなに難しい作業ではありません。
失敗が怖いのであれば、高い番手のペーパーサンダーを使って少しずつ削るか、お店にお願いしましょう。
過去に一度だけ、グラインダーをベルトサンダーに変換して、フェンダーの爪切りを行いましたが、かなりやり易かったです。少し時間がかかりますが、不安な方にはこちらをお勧めします。
それでは。
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