車高調を付けているんだけど、『ふわふわ感』があって改善したいけどどうすれば良い?
そんな質問を読者さんから頂きましたので解説していこうと思います。
車高調のふわふわ感を感じたら真っ先にやるべき、たった1つの改善策について解説していきます。
車高調のふわふわ感を改善する方法
車高調のふわふわ感を改善する方法は、『減衰力調整』の見直しです。
これが車高調のふわふわ感を改善させる方法です。
具体的な調整は…
- 弱い→強い
減衰力調整がどの位置にいるかを確認して、減衰力を強い方向へ調整してあげます。
車高調がふわふわする…と感じる人の多くは、減衰力が弱くなっている事が多いです。
減衰力を強くするだけで、バネの動きに変化が出て、ふわふわ感が無くなると思います。
もし、減衰力が最も弱くなっていた方は、1度真ん中の強さにして、車を走らせてみて下さい。
いきなり減衰力をMAXに強くする必要はありません。
減衰力調整について詳しく知りたい方はコチラの記事を参考にしてみて下さい。
車高調のふわふわ感が出る原因
これは減衰力調整が弱くなっている事でバネの戻りが早い事が原因です。
減衰力が強い時と弱い時の違い
■バネの動き
- 強い時 バネの戻りが遅い
- 弱い時 バネの戻りが早い
■乗り手の体感
- 強い時 硬く感じる
- 弱い時 柔らかく感じる
減衰力が強いと、バネの戻りは遅く逆に弱いと早くなります。
このバネが沈み込んでから、戻るまでの時間が変化する事によって乗り心地の感じ方が変わっていきます。
勘違いしてはいけないのが、あくまで体感の乗り心地が変わるという事です。
減衰力を強くする事で、乗り味が硬く感じるだけです。決してストローク量は変化しません。
詳しくはコチラの記事を参考にしてみて下さい。
減衰力調整が出来ない車高調の場合は?
中には減衰力調整が出来ない車高調もあります。
そのような場合には、バネレートを上げるしかありません。
今何キロのバネレートが使われているのかを確認して、バネの交換を行いましょう。
中古で購入した車高調の場合は、今付いているバネレートと、メーカー側が販売時に設定しているバネレートを比べてみて下さい。
もし、メーカー側の設定値より低いバネレートが使われているのであれば、メーカー側の設定値に合わせたバネレートのチョイスがおすすめです。
これは、バネレートによって減衰力が合わせてある為です。
減衰力調整が出来ない車高調の場合、初めから付いているバネレートによって減衰力が決められています。
減衰力調整に合ったバネレートを使う事で不快感が消える事が大半です。
バネレートは低過ぎても、高過ぎてもダメです。
1番大事なのは減衰力とバネレートのバランスです。
タイヤに原因がある場合もある
車高調を取り付けてすぐの状態というのは、多くの方が純正ホイールに純正タイヤを組み合わせているケースが多いです。
このような場合には、タイヤに原因がある場合があります。
車高調の取り付けによって、サスペンションが硬くなった事で、今まで感じる事のなかった【タイヤのたわみ】を感じる事があります。
これは扁平率の高い(分厚いタイヤ)にありがちです。
バネレートが硬く、タイヤの扁平率が高い場合、タイヤのたわみからふわふわ感を感じる事があります。
もし、ホイールとタイヤが純正サイズの場合、ホイールを変更すると改善する場合があります。
この症状は、タイヤの扁平率が高い『軽自動車』によく見られる症状です。
僕自身も、軽自動車を弄った事がある身なので、よくわかります。
車高調に硬めのバネを付け、純正タイヤを履かせている時はふわふわ感がとても不快でした…。
まとめ
車高調のふわふわ感を改善する方法は…
- 減衰力を強くする
減衰力調整を強くしてあげる事で、バネの立ち上がり(戻り)が遅くなるため、ふわふわ感を改善する事が可能です。
車高調のふわふわ感を感じたら真っ先に減衰力調整の見直しをしましょう。
また、タイヤの扁平率が高く、ふわふわとした乗り味になっている場合もあるので注意してみて下さい。
それでは。
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