ミニクーパーの定番ですね。2台所有しているミニクーパーは両方とも【パワステフルード】が漏れました…
聞く話によるとミニクーパーのパワステフルードはよく漏れ、ディーラーに行くとパワステホースを丸々交換されて3万円程度掛かるんだとか…
これ500円で治ります。大体の場合は。
是非ディーラーに行く前に試してみて下さい!!自分で出来そうも無い人にも安く済ませるアドバイスをしていきます。
パワステ漏れは早めの処置を。
まず始めに、パワステフルードの漏れに気が付いたのあればあまり放置させずに早めの対策をお勧めします。
パワステフルードが漏れ切った状態で車を乗なり続けてしまうと3万円どころのお話では無くなってしまいます。
パワステポンプが故障し大きな出費になります。
部品変えないといけなくなるため自分で治せる方でも大きな出費につながりますからね。
また、パワステフルードが空っぽにならなくても、真下に付いているパワステファンがフルードまみれになり、パワステファンが故障し、パワステポンプが故障してしまうケースもあります。
- 左:ラジエターサブタンク
- 右:パワステサブタンク
まずパワステフルードの漏れを確認したら写真右側のキャップを開けて残量を確認しましょう。
減っていたらとりあえず補充して下さい。パワステフルードは別の種類が混ざるとあんまりよろしくありませんので純正品をお勧めします。
ちなみにこれが純正のパワステフルードです。
フルード漏れの対策方法
それでは本題に入っていきますね。
ディーラーに行くとパワステのホースの劣化によって漏れている!と言われてパワステホースを一式交換されてしまうため、パワステフルードを使う量も多ければエア抜きをする手間がかかる事で気がつくと出費が3万円を超えてきます。
実際のところ、ゴムホースが原因ではなく、ホースを止めている【バンド】が原因でパワステフルードが漏れだしますのでバンドを交換してあげます。
すでに交換済で元のバンドがありませんが、イメージはドライブシャフトブーツのバンドです。ちなみにこれ↓↓↓↓
このタイプのバンドは決められた硬さにしかホースを押さえつける事が出来ないため時間の経過と共にパワステフルードが漏れてくる事は目に見えている選択といっても過言ではありません。
なぜ油圧が掛かるこの部分にこのバンドを取り付けているのか疑問なぐらい…
こんなバンドは『ぽいっ!!』してこちらのバンドに。
ホームセンターの園芸コーナーにありがち!ボルトを締めていくとベルト式になっていて力を掛けながら固定していけるホースバンドです。
これなら任意の力でホースを締め付けることが出来るため、漏れていたパワステフルードを止める事が可能です。
注意しなければいけないのは締めすぎによるホースの破損やタンクのパイプを破損させないという事です。
自信がない方は少しずつ締めながらこまめに確認して、漏れが止まるまでそれを繰り返すといいと思います。(面倒だけど!)
これをパワステフルードのタンク側とパワステポンプ側の二箇所交換すればフルードの漏れ対策は完了です。
僕の持っているミニクーパー二台はこれでピタリ!とフルード漏れは止まりました。
自分で出来ない場合は?
とは言うものの、パワステポンプ側(車体の下)は車をジャッキアップさせて潜りながらの作業になるため、不安がある方は自分でやらない方がいいです。
先ほど説明したベルト式のバンドを2つ用意して、近くの修理工場にお願いしましょう。
理由と作業内容をお伝えすれば安くやってくれると思います。『今のホースバンドでは無くこちらのバンドに交換して欲しい!』と。
中には予約が必要だったり、持ち込みの作業は一切やってくれないところもあるので行く前に電話をして確認を取ってから行く事をお勧めします。
ミニクーパーのディーラーは比較的優しい方なのでもしかしたら意図を説明すればディーラーでもやってくれるかも?しれません。確認してみる価値はあると思います。
まとめ
ネットで検索していると修理費○万円だった…なんてみんカラ情報がわんさか出てきますが、とりあえずこちらの方法を試してみる事をお勧めします。
たしかに欧州車のゴム製品は弱いですが、パワステフルードのホースに関してはバンドが悪さしている場合が多いと思います。
ホースを触ってみてもカチカチに固くなっているわけでもありませんので大概はバンドを変えれば漏れは止まってくれるかと思います。
ホースがカチカチだと、ここで紹介した方法では治らずホースを交換しなくてはいけない場合もありますが…。それでも多少の延命にはなるかもしれません。
それでは。
▪️ミニクーパーの修理記事