新車から年数が経ったり、距離を走ってくるとどうしても避けては通れなかったりします。
段差を変える度に足回りからの『コトコト』『ガタガタ』『コンコン』異音が気になる人も多いです。
車の足回りは毎日、路面からの衝撃を受けながら走行をしている為、どんな車にもガタが来ます。足回りからの異音は多くの車で共通する原因が考えられます。
そこでこの記事では足回りからする『コトコト』『ゴトゴト』『コンコン』と言った異音がする時に考えられる3つの原因についてお話してきます。
足回りから異音が出る原因
足回りからの異音は場所や原因によって音の出方は違うものの多くの場合は共通する理由から発生しているケースが多いです。
その理由(原因)は【ガタ】にあります。
段差を超えるたび足回りから異音がするケースは『ゴムブッシュ』『ピロボール』のガタが原因である事が大半です。
車の足回りにはゴムブッシュやピロボールが多く使われています。
これらの部品は消耗品である為、年数や走行距離が伸びるに当たって、経年劣化を起こします。
経年劣化が起こるとどうなるのか?
ゴムブッシュもピロボールどちらも可動する部分になりますので、日々の可動で少しずつブッシュやピロボールが擦り減ったり切れてしまう。そうすると当然可動時に『ガタ』が生まれ異音が発生するのです。
足回りから異音が出やすい3つの箇所
- ロアアーム(ブッシュ・ボールジョイント)
- スタビリンク(ブッシュ)
- タイロッドエンド(ピロボール)
足回りからのする『コトコト』『ゴトゴト』『コンコン』などと言った異音の原因はまずこの3箇所を疑いましょう。
多くの車で異音が発生しやすい箇所になります。
ゴムブッシュやピロボールを使用しており、サスペンション近くに位置するこの3箇所は路面からのショックを受けやすい場所でもあります。
車が路面の凹凸を拾うたびに、可動し衝撃を吸収してくれている部品なだけにダメージも大きいです。
少し余談ですが、近年の車ではアッパーマウントとストラットタワーの固定ボルト(ナット)が1本しか使われていない車種も多く、その際ゴムブッシュを挟み込むのですが、このブッシュがヘタリや劣化により、ガタが生じて異音が出るケースもよく見られます。
もし、サスペンションの固定方法が、ナット1個のみで固定されている車種の場合は、ここも1つ視野に入れておくことをおすすめします。
ゴムブーツの破損が異音の原因に繋がる
足回りのピロボールがダメになり、異音が発生する1番の原因は『ゴムブーツ』が破損したまま放置している事にあります。
主にピロボールはロアアームとタイロッドエンドに使われています。足回りのピロボールは裸の状態ではなく、グリスが塗られてゴムのブーツに守られています。
これにはしっかり理由があり、ピロボールの中に砂利や水の浸入を防いだり、付着してあるグリスが流れ落ちない目的でブーツが付けられています。
しかし、このブーツは年数が経ってくると破けてしまう事も多い。破れたまま走行を続ける事で中のグリスが無くなったり、中に砂利が付着しそのままピロボールが可動する事でピロボールが削れてしまって本来無いはずの『ガタ』を引き起こしてしまいます。
放置を続けると最悪の事態も考えられる
少し我慢すればこのまま乗っていられる!最近は異音も気にならないくらい慣れてしまった!
なーんて異音に気が付きながら走行を続けるオーナーさんも多いですが、いつまでも放置を続けていると最悪の事態も考えられます。
最悪の事態とは、ブッシュやピロボールのガタがどんどん大きくなり、足回りが抜け落ちてしまうケースがあります。
これは実例も多くてあり、当然足回りが抜け落ちてしまったら走行は出来ません。ましてや走っている最中に起これば大事故を引き起こし兼ねません。
異音に気が付いたら一度近くの車屋さんに見てもらう事をお勧めします。
まとめ
足回りの異音は『ゴムブッシュ』『ピロボール』から発生する事が大半です。異音に気が付いたら放置せずに一度近くの車屋さんで見てもらいましょう。
足回りからの異音の原因はそこまで高額な修理費がかさむケースはそこまで多くありません。
しかし、異音を放置している事で、他の部品にも危害を加えてしまう事もあります。早めの対応を。
それでは。
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