バネを自由自在に交換が出来るのは、車高調を取り付けている方の特権の1つでもあります。純正ショックやダウンサスではそうはいきませんからね。
バネを変えるにあたって変更出来るのが『バネレートと長さ』この2つですね!!では一体何を基準にバネを変えたらいいの?
また沢山種類があってどれを使えばいいんだろう?そんな方に向けてバネの選び方と3つのおすすめメーカーの紹介をしていきます。
バネの選び方ポイント
冒頭でもお話した通り、バネを変えるにあたり変更出来る箇所は2つ。
- 長さ(自由長)
- レート(バネレート)
この2つの観点からバネの選び方のポイントについてお話します。
バネの長さ(自由長)
バネの長さはバネが乗っかるシートをいっぱいまで上げた所の長さを図り、最低でも+10ミリ以上長いバネを購入すると良いでしょう。(長さを図る場所は写真の所です。)
これより短いバネを誤って購入してしまうと、バネが遊んでしまいます。注意しましょう。
長過ぎると、ブラケットが縮まり切らず、車高調整の幅が少なくなるケースもあります。その辺も頭の片隅に入れておくと良いと思います。場合によっては、ホイールやタイヤと車高調が干渉するケースも…。
売る時の事まで考えるのであれば120ミリ〜160ミリぐらいのバネが値段が付きやすいです。
少しだけ余談ですが、同じバネレートのバネでも、自由長が変わると乗り心地が変わります。詳しくは、こちらの記事をご覧下さい。
バネレート
バネレートは○kg/mmと表記されていてかなり幅広いバネレートのバネが商品化されていて自由自在に自分好みのレートが選択可能です。
しかし、それを裏目に何キロのバネを使えばいいか分からなくて困っている人も多いと思います。そこで僕個人的なアドバイスですが、これを読んでいる方は、少しバネを硬くしたい。
ストロークした時にフェンダーとタイヤの干渉を抑えたい!そんな人達だと思います。
今のレート+4キロ程度がおすすめ
何故4キロなのかって?
それはバネレートの変化を感じられる最小限のバネレートアップが4キロぐらいなのです!正直なところバネのレートを2キロ今より上げたところであまり変化は感じられません。
おそらく人の車のバネレートが2キロ上がっても分かりません。というお話です。
しかし、今より4キロバネレートが上がればどんなに鈍い人でも肌で体感する事が出来ます。
今より少し硬く!とかフェンダーとの干渉を避ける程度であれば(大きな段差の時や速度を出した時にだけフェンダーが干渉する程度。)4キロバネレートを上げてやれば大体の方が満足できると思います。
極端にバネレートを一気に上げてしまうと、乗り心地の悪化や車のボディーにダメージを与える事になります。
本来バネが吸収する力をボディーがモロに衝撃を受ける事でボディーが歪んでしまいます。それを考慮した上でも4キロ程度のバネレートアップが効果的だと思いますよ。
バネレートについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
バネのIDにも気をつける
バネには長さとバネレートに加えてもう一つ見なくてはならないポイントがあります。
それは『バネの太さ(直径)』バネを調べていると『ID63』という『ID』が表記されていると思います。これはそのバネの太さ(直径)を表しています!
バネを購入する前に必ず今車高調に付いているバネのIDを調べて同じサイズの物を購入するようにしましょう。
今より少し大きいサイズであれば取り付けは可能ですが小さいサイズになってしまうとバネのお皿にバネが乗らなく、取り付け出来ない…なんて事もあり得ます。
ID62→ID65 可能
ID65→ID62 不可
今より2.3ミリ程度IDが大きいバネを取り付ける事は可能です。
しかし、出来る事なら今と同じサイズのバネを購入する事が望ましいですね。
おすすめのバネメーカー
バネを発売しているメーカーさんは多く、どれを買ったらいいんだろう…という方におすすめのバネを紹介します。
今回は3つのメーカーさんを紹介します。
バネレートや長さの種類が豊富で、手離す時に値段が付きやすいメーカーさんを挙げておきますね!!個人的にはブリッツのバネが安くて、カラーも黒とシンプルでおすすめですね!
- ブリッツ
- 326POWER
- Swift(スイフト)
この3つは長さとレートの種類が豊富な上、有名メーカー(大体みんな知ってる)な為、手離す時にも値段が付きやすいです。
バネはまた交換する可能性も十分にあるため、どうせなら高く手離せるバネがいいと思いますよ。特に326POWERのチャラバネ(ピンクやみどり、黄色などでお馴染み)なんかは購入時に高いと思っても手離すとかなりお金が戻ってきます。(経験者は語る。笑)
まとめ
バネを変えたいけどどんなバネに変えればいいか分からず、迷っていた方は参考にしてみて下さいね。
バネ交換は車高調の醍醐味でもあります。
バネを変えるだけで全く別のセッティングが可能になるので試して見てください。
それでは。
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