モンキーのフロントフェンダーの位置を下に下げるため、フロントフォークにスタビライザーの取り付けを行いました。
そこでこの記事では、フロントフォークのスタビライザー取り付けについて紹介していきます。
モンキーに限らず、ダックスやシャリーにスタビライザーを取り付ける際も該当する内容です。(フロントフォークの寸法は同じですので、同じ商品を取り付け可能です。角シャリーは除く…。)
使用するスタビライザー
今回、スタビライザーの取り付けにあたって購入したスタビライザーは、GM-MOTO製の商品です。
正直、どこのメーカーのものを購入しても、見た目やデザインには大きな違いは無いかと思います。あまり今回、納期の関係でこちらを購入しましたが、価格帯はそれほど変わらないので、デイトナさんの商品が一番無難かな?というのが個人的な意見です。
よくよく見ると、小傷等が目立ちます。
このあたりを気にするか否かで、購入するメーカーを決めるのが良いかと思います。バフ掛けするようであれば、この程度の傷であれば、問題なく消せるかと思いますので、磨くならどこの商品でも良いかも。
クランプ部分の径に関しては、問題ないですね。(径34ミリ)
※たまにですが、海外製の安いクランプは径が全然合っておらず、フロントフォークの塗装がガッツリ剥がれてしまうような商品もあるので、その辺は注意です…。
取り付け前にやるべきこと
まず初めに、スタビライザーのパーツを全てバラすところから始めるのですが、こちらをフロントフォークに取り付けていく前に、下準備だけ済ませておきます。
フロントフォークのアウター部分を挟み込むクランプ部分を分解し、クランプ同士が接する部分の面取りをしておきます。
※自分が取り付けるスタビライザーのクランプをバラしてみて、面取りされていない(エッジが立っている)場合は、面取りすることをお勧めします。
ここの面取りがされていないため、このままフロントフォークに組み付けてしまうと、フロントフォークの塗装をやっつけてしまう恐れがあります。
クランプを固定する時はもちろん、仮止め段階の際にクランプを移動させたりした際に…。
素材はアルミなので、棒ヤスリを使用してやれば、簡単に面取りをすることが可能です。
▪️面取り後の写真
エッジ部分を斜め(45度)に削り落とすイメージです。取り付けてしまえばここは見えませんので、もう少し多めに削っても大丈夫かと思います。今回は、1mm程度削って置きました。
削る箇所(面取りをする場所)は合計で8ヶ所です。
もっと念入りに傷対策をするのであれば、面取りした部分を紙やすりで磨いておくのもお勧めです。(今回、そこまでやってませんけども。)
【モンキー】フロントフォークにスタビライザー取り付け
クランプ部分の面取りを済ませたら、先にスタビライザーを固定するためのクランプを左右フロントフォークに仮固定してやり、ここにフェンダーを固定したスタビライザー本体を乗せてボルトを締め込み、固定します。
先にクランプ部分と本体を固定すると、スタビライザーを入れるのが困難になっちゃいます。
今回の車両は、ステアリングダンパーを固定しているクランプがあるため、本固定の位置でスタビイライザー本体を固定するボルトが締められませんでしたので、一度クランプを下まで下ろした状態で固定し、後からクランプごと位置を本固定の位置まで上げてやり、固定しています。
今回のように、車高が下がっている場合は脱着作業が面倒だったり、気軽にボルトの増し締めが出来ない場合がありますので、その辺を考慮し、場合によってはネジロック剤を塗っておくことをお勧めします。今回は、ネジロック剤を塗っています。
※雌ネジ側は当然アルミなので、使用するロック剤の強度と量に注意です…。
クランプ部分のボルトを締め込む際には、スタビライザーがフロントフォークに対して、垂直になるようノギスで高さを計りながら本固定してやります。
このようにして固定してやらないと、スタビライザーが斜めに取り付けられてしまう可能性が無きにしも非ず…。そうなれば、必要以上にフロントフォークの塗装を傷付けかねません。
これにてフロントフォークのスタビライザー取り付けが完了です。
まとめ
今回、フロントフェンダーの取り付け位置を下に下げるため、スタビライザーの取り付けを行いました。
ノーマル車高のモンキーに取り付ける際には、先にクランプを固定してしまって、フェンダーを固定した状態のスタビライザー本体をクランプの上に乗せるような形で固定が可能です。
今回のように車高が下がっているモンキーの場合は、先にクランプの位置を完全に決めてしまってからだと、スタビライザー本体を固定するボルトが締め込めない可能性があるので注意です。
▪️今回取り付けたスタビライザー
それでは。
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