エンジンオイルの交換をしようとしているんだけど、肝心のフィラーキャップが硬くて開けられない…。
車の作業に慣れていない人だと、こんな悩みに直面する方も珍しくありません。
そこでこの記事では、硬くて外れないオイルフィラーキャップの外し方について紹介していきます。また、オイルフィラーキャップが硬くなってしまう原因についても軽く触れていきます。
硬くて外れないオイルフィラーキャップの外し方
硬くて回らないオイルフィラーキャップを開ける際には、以下の工具を使用し、フィラーキャップを工具で直接掴みながら、回してやればOKです。
- モンキーレンチ
- プライヤー
- ウォーターポンププライヤー など
オイルフィラーキャップをそのまま工具で摘んでしまうと、フィラーキャップに傷が付く恐れがあります。もし、それが気になるようであれば、いらないウエス等を挟んで工具を掛けてやれば、傷をつける心配は無いかと思います。
※手だと硬く感じるけど、下の画像のように工具を掛けてやれば、すんなり緩む程度のものなので…。
工具で直接フィラーキャップを挟み込んで回すのではなく、工具のグリップ側を使ってフィラーキャップを回す方法もあります。
個人的にはこの方法は行いませんが、フィラーキャップを直接工具で挟みたくない。という方にはおすすめの方法です。工具のグリップが滑り止めかつ傷防止になります。
グリップ側でフィラーキャップを挟み込んだら、挟み込む方向に力を入れながら、工具の隙間にドライバー等を差し込み、回してやれば同じように硬いフィラーキャップを外すことが可能です。
専用工具もあるがDIYなら不要
オイルフィラーキャップが固着している(硬くて手だと緩まない)ケースは、割とよくあることで、フィラーキャップを開けるための専用工具もあったりします。
日本の工具メーカーでは有名なKTCさんより。
知り合いの車屋さんに置いてあり、一度だけ使わせてもらったことがありますが、これを使うと手だけでは硬くて回らなかったオイルフィラーキャップがすんなり回せます。
ただ、この工具地味に高いので、たまにしか使わないDIYユーザーはわざわざ購入しなくて良いかな?というのが個人的な意見です。車屋さんの場合は、オイル交換する回数も多いし、お客様の車の部品に傷を付けない。という2つの観点からおすすめの工具なんでしょうけど…。
オイルフィラーキャップが固着する原因は締めすぎ?
前にオイル交換した人、フィラーキャップ強く締めすぎなんだけど…。回らないじゃん!
なんて言葉を耳にすることがちらほらありますが、大概の場合はフィラーキャップを強く締めすぎているから、フィラーキャップが回らないわけではないかと思います。(場合によっては締めすぎの場合も当然あるとは思いますが。)
オイルフィラーキャップが硬くなってしまう(固着する)原因は、エンジンの熱により、フィラーキャップ本体の変形やネジ部分の変形が原因で、オイル交換をする際、フィラーキャップが硬くなってしまいます。
メーカー純正のオイルフィラーキャップは、樹脂製のものが使われているケースが大半で、エンジンの熱やエンジンルームの熱によって、微妙な変形を起こすことが原因で硬くなってしまいます。
※個人的にはダイハツのフィラーキャップが一番硬くなる印象があります。
そのことを踏まえて、毎度毎度オイルフィラーキャップを開ける際に、キャップが硬くなってしまうのが嫌であれば、樹脂製の純正キャップから、金属製の社外品に交換してみることをお勧めします。
まとめ
エンジンのオイルフィラーキャップが硬くて回らない場合は、モンキーレンチやプライヤー等の工具を使用し、フィラーキャップを直接挟み込み、回してやればOKです。
もし直接工具で挟み込み、傷が付くのが嫌な人はKTCさんから発売されている専用工具を使用するか、いらないウエス(タオル)を噛ませて工具を掛けてやれば、キャップに傷を付けずに済みます。
※手だと硬いけど、工具を掛けてやると思いの外簡単に外れる程度かと思いますので、それほど力を加えるわけでは無いのでそんなに傷も付かないと思いますが…。
大丈夫だと思いますが、フィラーキャップを閉める際には、工具を使わないように…。
それでは。
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