エンジンオイルの交換をする際に、暖気運転をしていたところ…
オイル交換をする時には、暖気運転が必要なの?しないとだめ?そんな話を受けました。
そこでこの記事では、エンジンオイルの交換をする際には暖気が必要なのか?また暖気をする理由などについてお話ししていきます。
ちなみに暖気せずにオイル交換をしても何の問題もありません。
オイル交換前に暖気をする理由
エンジンオイルを交換前に暖気をする理由は、エンジンオイルを温めてオイルを柔らかくしてやることで、エンジンオイルの排出効率をアップさせるのが一番の目的です。
冷えているオイルと温度が上昇しているオイルでは、オイルの硬さが異なります。(温度が上がると、サラサラに近づく。)
他にも、エンジンオイルの温度がある程度上がっている方が、エンジン内部の汚れが浮いてエンジン内部の汚れを外に排出しやすくなる傾向もあるみたいです。
※実際に自分で確かめたわけじゃ無いから、知らんけど。
- エンジンオイルの出を良くする
- 内部の汚れを浮かせて排出させる
これがエンジンオイルの交換をする前に、暖気をする理由です。他にももしかしたら、別の理由があるかもしれませんが、大半のユーザーはこんなところかと思います。
余談ですが、多くの人はカー用品店やディーラー、整備工場等でオイル交換をされると思いますので、そこに行くまで車を走らせている訳ですから、結果的に暖気が済んだ状態でオイル交換をされる方が多いかと思います。
エンジンオイルが温まると、どのぐらいオイルが流れやすくなるのか?そんな疑問は、こちらの動画で解消してくれます。
暖気しなくても大丈夫?
エンジンオイルを交換する際に、エンジンを暖気する人も多いかと思いますが、正直なところ暖気なんてせずに、エンジンオイルを抜いてしまっても何の問題もありません。
むしろ、暖気運転をしない方が、抜けてくるエンジンオイルは多くなるんじゃ無いかな?というのが個人的な意見です。理由は、エンジンを始動すると、オイルパンに溜まっているエンジンオイルは、オイルポンプによってエンジン腰上部分に潤滑されます。
当然、エンジンオイルはまた下に下りてきて上がってを繰り返しながら循環するのですが、腰上(シリンダーやらシリンダーヘッド付近)部分の金属表面に付着したエンジンオイルは、そこにしばらくの間留まります。
各パーツに留まっているエンジンオイルは、エンジンを止めてからある程度の時間を置いてやらないと、完全に下には下りてきません。その分のエンジンオイルが抜けなることを考慮すれば、エンジンを暖気しない方がなるべく多くのエンジンオイルを抜くことが出来ますので、なるべく古いオイルを出し切りたい。というのであれば、あえて暖気しないのも1つの考え方かと思います。
とは言え、暖気するかしないかで抜けるオイルの量にそれほどの差はありませんけどね…。
増えるか減るかで言えば、間違いなく量が変わるのは事実ですが、正直どうでも良いぐらいの量でしかありません。
僕がオイル交換をする際には、気分で暖気をする時もあれば、丸一日エンジンを掛けていない状態からオイルをいきなり抜いたりと、その時の気分次第で作業します。
まとめ
エンジンオイルの交換をする際に、エンジンを暖気する理由は以下の2点です。
- エンジンオイルを抜けやすくする
- 内部の温度を上げて汚れを浮かす
エンジンオイルの温度が上がると、冷間時に比べてエンジンオイルはサラサラになるので、エンジンオイルが抜けやすくなるのは事実ですが、だからと言ってオイルが冷えている時と温まっている時でオイルが抜ける時間が5分も10分も変わるかと言えば、そんなことはない…。
汚れに関しても、どこまで効果があるかはイマイチ定かではありませんので、あまり気にしなくて良いかな。というのが個人的な意見です。
むしろ、暖気をしない状態の方が限界までエンジンオイルがオイルパンに集まっている状態ですので、なるべく古いエンジンオイルを排出出来る点を考えれば、オイルの交換の理に適っている方は暖気しない。とも言えなくはないかもしれません。
結論、暖気してもしなくてもどっちでも良い。人それぞれの考え方で暖気するか否かを決めたら良いと思います。
それでは。
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