カムチェーンテンショナーをオートからマニュアル式に交換したところ、プッシュロッドヘッドの凹みが大きくなってしまったので、強化品のテンショナーアームを組み付けてやります。
そこでこの記事では、強化カムチェーンテンショナーアームの組み付けについて簡単に紹介していきます。
使用する工具
- フライホイールプーラー
- ラチェット
- ソケット
- ショックドライバー
フライホイールを取り外して、カムチェーンテンショナーアームにアクセスするため、フライホイールを外すための工具が必要です。
それに伴い、工具の話ではありませんが、フライホイール周りのパッキン類も用意しておく必要があります。
強化カムチェーンテンショナーアームの取り付け
カムチェーンテンショナーアームの交換手順は以下の通りです。
- フライホイールを外す
- テンショナーロッドを外す
- テンショナーアームを外す
フライホイールの脱着方法は、こちらの記事をご覧下さい。
ちなみに、作業を行うときは車体を右側(クラッチ側)に傾けた状態で作業してやれば、エンジンオイルが漏れてくることはありませんので、エンジンオイルは抜かずに作業可能です。
フライホイールとテンショナーロッドを取り外せたら、あとはテンショナーアームを固定しているボルトを17ミリのソケットで取り外し、アームを交換してやるだけです。
ボルトを取り外せば、そのままテンショナーアームの取り外しが可能です。
ガイドローラーはアームについたまま、引っ張り出してやればOKです。
- 上 純正アーム
- 下 強化アーム(キタコ)
持ち比べると、ビックリするぐらい強化品のアームは軽い…。
▪️純正アームと強化アームの比較
純正アームは、プッシュロッドヘッドとの接点部分が2ミリに対して、キタコさんの強化品は6ミリほどあります。これなら、プッシュロッドヘッドに面で当たるので、筋が入るよなことはありませんね。
作りもバッチリです。
プッシュロッドヘッドに関しては、付属品がありますがキタコさんのヘッドは樹脂で出来ているので劣化すると、割れる可能性がありそうだったので、手元にあった武川さんのものを使用しました。
※そうそう割れないと思いますけど…。
取り付けは、純正のボルトをそのまま使用してやるので、取り外した逆の手順で取り付けてやるだけです。
今回、テンショナーローラーは変えてからほとんど走行していないので、そのまま使い回していますが、ここはいくらもしない部品なのでセットで交換しておくことをお勧めします。
まとめ
カムチェーンテンショナーをマニュアルに変更し、カムチェーンの張り具合をエンジンの仕様に合わせて調整すると、プッシュロッドヘッドの凹みが大きくなってしまいます。
そんな時は、接点部分の幅が広い強化品のアームを使用してやることをお勧めします。
価格がそれなりに高い部品ですが、マニュアル式のテンショナーであれば、これは入れておいた方が良いと思います。今回、キタコさんの商品を使用しましたが、武川さんかも同じような強化品アームがあります。
それでは。
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