車高調を入れたらハンドルセンターがズレる原因

車高調を取り付けたんだけど、ハンドルセンターがズレちゃった…という声をよく耳にします。

 

これは車のトー角がズレている事が原因です。

 

ではそうなった場合どのような対策方法で、ハンドルセンターを合わせれば良いのか？これについて詳しく解説していきます。

 

 

ハンドルセンターとは？

 

ハンドルセンターとは、車をまっすぐ走らせた場合のハンド位置を示す言葉です。

 

例えばハンドルセンターがズレるってこんな感じ。

 

 

かなり大げさですけど、ハンドル自体は右に切っている状態なのに、これで車が走ってしまうという事です。

 

当たり前ですけど本来ならば、ハンドルを真っ直ぐした時に車が真っ直ぐ走るものです。

 

車高調を付けハンドルセンターがズレる原因

 

車高調を取り付けて、ハンドルセンターがズレる原因は【トー角】のズレが原因です。

 

アライメントがズレるって表現させる事もあります。

 

車は構造上、車高を変化させるとタイヤの向きが変わってしまいます。

 

これは、タイロッドの角度が変わり、タイロッドからナックル（ハブ）までの距離が変わってしまう為です。

 

車高を下げると、アライメント調整が必要になる理由についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

 

 

• トーイン
• トーアウト

 

このような言葉を耳にした事はありませんか？

 

これは、車を真正面から見た時に、タイヤがどっちを向いているか？という意味です。

 

本来なら、車を真正面から見た時、タイヤも真正面を向いています。

 

これが左右どちらかにズレてしまっていると、車が真っ直ぐ走らず、ハンドルセンターがズレてしまいます。

 

ハンドルセンターがズレた場合の対策方法

 

ハンドルセンターがズレた場合の合わせ方は2つあります。

 

• アライメント調整を行う
• サイドスリップ調整を行う

 

車高調を入れた事でズレてしまったハンドルセンターは、トー角の調整を行えば直す事が可能です。

 

トー角の調整はタイロッドと言われる部品の長さ調整をして行います。

 

詳しくはこちらの記事をご覧下さい。

 

 

ハンドルセンターがズレたまま走行すると？

最後にハンドルセンターがズレたまま走行をするとどうなるのか？お話しておきます。

 

今回の内容は【車高調を入れてハンドルセンターがズレた場合】のお話です。

 

 

車高調を入れた事によってハンドルセンターがズレる原因は先程もお伝えした通り、【トー角】のズレが原因です。

 

この状態での走行は、タイヤに大きな負荷が掛かっている状態なので、タイヤの減りが早くなります。

 

減りが早くなるだけでは無く、内張り（タイヤの内側だけ減りが早くなる）を引き起こす原因にもなります。

 

※ただし、ハンドルセンターのズレ＝トー角のズレとは限りません。今回は、車高調を取り付けたことでハンドルセンターがズレた事例を元に解説しているので、そこがイコールになっていますが。

 

まとめ

車高調を入れた事でハンドルセンターがズレてしまう原因は1つ。

 

【トー角】のズレによるものです。

 

• サイドスリップ調整
• アライメント調整

 

どちらか自分に合った調整を行い、ハンドルセンターを直しましょう。

 

そのまま走行し続けると、タイヤの減りが早くタイヤ代がもったいないので早めの調整がおすすめです。

 

それでは！

 

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