街中でたまに見かける、物凄いキャンバーをつけた車両。
キャンバーってあんなに付けても問題ないの?
そんな声をよく耳にします。
これからキャンバーを付けようと思っているけど、付け過ぎるとどうなるのか?
そんな疑問は少なくありません。
そこで、この記事ではキャンバーを付け過ぎると起こる、3つのデメリットについてお話を進めていきます。
キャンバーの付け過ぎるとどうなる?
- タイヤが片減りしてしまう
- タイヤの減りが早くなる
- グリップ性能の低下
キャンバーを付け過ぎてしまう事で起こるデメリットはこの3つが挙げられます。
詳しく順番に解説していきます。
タイヤが片減りしてしまう
キャンバーを付ける事で、タイヤの外側は地面に接地しなくなります。
タイヤが傾いているためですね。
そうすると、タイヤは内側のみしか接地していない状況で走行をする事になります。
当然、地面に接地している内側だけが擦り減っていくため、タイヤが内減りしてしまいます。
タイヤの片側だけが減っていくので、これを【片減り】と呼びます。
タイヤの減りが早くなる
先程お話した、タイヤの片減りの延長線上の話になりますが、タイヤの減りが早くなるのもデメリットの1つに挙げられます。
タイヤの内側しか地面に接地していないと、タイヤの一部分に大きな負荷が掛かります。
本来であれば、タイヤのトレッド面全体で車体を支えているのに、一部分が接地しなくなれば残りの車重を支える部分の負荷が大きくなるのは当たり前ですよね?
負荷が大きくなる事で、タイヤの減りは早くなってしまいます。
グリップ性能の低下
キャンバーの付け過ぎはタイヤの負担だけではなく、走行性能の低下にも影響があります。
これは【グリップ性能】の低下です。
タイヤの接地面が極端に減ってしまう事で、グリップ性能は著しく低下します。
グリップとは簡単にタイヤが地面に張り付いていられる力の事です。
単純にグリップ性能が落ちると車がスリップしやすくなるという事です。
そもそもキャンバーは何のために付ける?
これには3つの目的があります。
- 走行性能の向上
- 太いホイールを履くため
- 見た目の問題
詳しくはこちらの記事で解説していますので、こちらをご覧ください。
キャンバーはどうやって付ける?
キャンバーってどうやって付いているの?そんな声を耳にする事も。
キャンバーの付け方は車のサスペンション構造によっても大きく異なるため、一概には言えません…
もし気になる方は、キャンバーの付け方についてまとめた記事があるのでこちらを確認してみて下さい。
中には、車高を下げるだけでキャンバーが付いてしまう車もあります。
キャンバーの付け過ぎは何度から?
これには個人差(考え方の違い)がありますが、ドレスアップ(カスタム)におけるキャンバー角の付け過ぎは…
5度を超えてきたあたりからです。
あくまで個人的な意見に過ぎませんが、キャンバー角が5度を超えてくると、車に全く興味がない方がぱっと見で異変に気がつく頃合いです。
学生時代の経験で、3度のキャンバーを付けている時は周りに何も言われませんでしたが、5度を超えたあたりから【お前の車、タイヤが曲がっている】と言われ出しました。笑
キャンバー角の比較【3度・5度・8度】はコチラの記事でわかりやすく解説されています。
まとめ
キャンバーは付け過ぎると、タイヤの減りが早くなったり、走行性能が低下してしまう恐れがあります。
キャンバーの付け過ぎによるデメリットをおさらいすると…
- タイヤの片減り
- タイヤの減りが早くなる
- 走行性能の低下
これからキャンバーを付けようと思っている方は、その辺りをよく頭に入れておきましょう。
それでは。