先日彼女と出掛けている際、BMWの【320i】が走行中にエンスト…
エンスト時の状況は【エンプティー】マークの点灯はあったものの、ガソリンメーターのメモリはまだ残っている状況でした。
コイツ壊れたのか…と思ったのですが、再度エンジンを始動させようとすると…
メーターには【ガソリン給油】を促すマークがデカデカと表示されています。
燃料ゲージはまだあるのにエンスト…『ガス欠』状況になった原因について解説していきます。
ディーラーにて確認を取ったところ原因が判明しました。
BMW【320i】のエンスト原因
これはBMWの母国であるドイツの基準によるアレが原因みたいで…
燃料タンクに入れたれたガソリンからは気体が発生しています。
燃料を入れる際、キャップを外すと【プシューー】って気体が抜けていきますよね?
要するにドイツではあの気体を1度に大気放出してもいい量が少ないらしく…
気化したガソリンの逃げ場がほとんどないみたいで…
ガソリンタンク内に溜まってしまい、真空状に近い状態が生まれ、燃料ポンプがガソリンを吸えなくなってしまうことでガス欠症状が出てエンストするみたいです。
燃料タンク内に酸素が無くなれば当然、ポンプはガソリンを吸う事が出来ません。
車の燃料はタンク内に設置されたポンプによってガソリンが運ばれていきます。
そのポンプがガソリンを吸えなくなってしまえば燃焼室にガソリンが届くはずも無いのでガス欠と全く同じ症状になります。
燃料があるのにガス欠になる場合の対策方法
今回のような状況になった場合の対策方法は2つ。
- 燃料キャップを開ける
- 燃料キャップにキリ穴を開ける
燃料キャップを開ける
まず、今回僕みたいに出先でガス欠症状が出てしまった場合、焦らずガソリン給油口のキャップを1度開けて、燃料タンク内に貯まった気体を大気放出しましょう。
そうすると燃料タンク内に再び酸素が取り込まれて再び燃料ポンプがガソリンを吸えるようになります。
燃料キャップにキリ穴を開ける
次は再発防止の対策です。
一度今回のようなガス欠症状が出てしまった場合、再発の可能性は充分に考えられます。
再発防止として、キャップに小さな穴を開けてやる事で2度とこのような自体になる事が無くなります。
給油口のキャップはプラスチックで出来ているため、簡単に穴を開ける事が出来ます。
開ける穴径は【1.5ミリ〜3ミリ】程度でOK。
給油口のキャップはプラスチックなので、ピンバイスがあれば手動で簡単に穴を開ける事が可能です。
穴を開けたあと気を付けなければいけないのは、ガソリン給油時に方元一杯までガソリンを給油してはいけないという事。
車が走る振動や段差のストロークで燃料が漏れてしまいます。
ガソリン給油時は、給油ノズルを奥まで差し込み、給油が止まったところで給油を終了してあげれば問題はありません。
俗に言う【ガチャ満】ですね。
ガチャ満で止めておけば開けた穴からガソリンが外に漏れてしまう事はありません。
穴を開ける方は、くれぐれも給油時には注意して下さいね。
まとめ
今回はBMWの【320i】にこの様な症状が出ましたが、ディーラー曰く他の車種でもBMW車はその様な事例があるようです。
BMW車にお乗りのユーザーは頭に入れておくといいですね。
それでは!
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