車高調を組んだけど、なんだか車高が後ろ下がりになっちゃった…。
車高が後ろ下がりになっていると、何かデメリットや走行に支障は無いのかな?そんな疑問を抱く方が多いようです。
結論はタイトルからも分かる通り、デメリットがあります。
※車高の後ろ下がり具合のよっても異なる
そこでこの記事では、車高が後ろ下がりになっている事で起こる【3つのデメリット】について解説していきます。
※画像はイメージです。本文とは一切関係はありません。
車高が後ろ下がりになっているとどうなる?
- 光軸が上側を照らす
- フロントが跳ねやすくなる
- アンダーステアが起こる
車高がどのくらい後ろ下がりになっているのか?その程度によっても症状は異なりますが、この3つがデメリットに値します。
順番に解説していきます。
光軸が上側を照らす
これは、車高を調整したら少なからず、狂ってしまうのでおまけ程度で考えてもらえれば幸いです。
あまりにも、車高が後ろ下がりになっていると、光軸(ヘッドライトの照らす角度)が上側を向き過ぎてしまいます。
つまり、車の設定はロービームになっているのに、ハイビームにしている状態になってしまうということです。
ただしこの問題は、その車高で光軸調整を行えば簡単に解決出来ます。
光軸調整は専用のテスターが必要なため、どこの車屋さんでも調整してもらえるとは限りません。
光軸調整をお願いしたい場合は、行く前に必ず確認を取っておきましょう。
フロントが跳ねやすくなる
ここからが本題です。
車高が後ろ下がりになってしまっていると、フロントのサスペンションが跳ねやすくなり、乗り心地に支障をきたす場合があります。
これは、車高が後ろ下がりになっている事で、車重がリア側に寄ってしまい、逆にフロント側の車重が減るためです。
車の乗り心地は、車重とバネレートのバランスがとても重要です。
もちろん他にも重要なことはありますが…。
車高が後ろ下がりになってしまい、荷重の掛かり方が変われば、サスペンションに掛かる荷重が想定していたものより少なくなってしまうため、跳ねやすくなるのです。
アンダーステアが起こる
アンダーステア…。何それ?という方も多いでしょう。
アンダーステアとは、クルマが一定の半径の円を走るとき、車速が増すごとにステアリングも切り足さないと、その定常円のラインがキープできない旋回特性のこと。
っていう意味です。笑
もっと簡単に説明すると…
車がカーブを曲がる際、遠心力に負けて運転者が想定している通りに車が曲がってくれないという意味です。
これは、車高が後ろ下がりになっている事で、車重が後ろよりになっている事が原因で引き起こります。
要するに、見た目だけではなく、走行性能にも大きな影響を与えるということを頭に入れておきましょう。
まとめ
車高が後ろ下がりになっていると、見た目以外にも支障をきたします。
- 光軸の狂い
- 跳ねやすくなる(乗り心地の悪化)
- アンダーステアが起こる
特に後ろ下がりにする目的が無いのであれば、早めに車高調整を行うことをお勧めします。メリットはありませんからね。
それでは。
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