キャンバー角の決め方は人それぞれ好みがある事ですが、足回りを加工してキャンバーを付けるユーザーにとって角度の決め方はとても大事。
特に、アクスル加工やキャンバープレートを使うユーザーは事前に角度を決めなくてはならないケースも…
そこでこの記事ではキャンバー角の決め方について解説していきます。
キャンバー角の決め方
- 車体のバランス
- 前後のバランス
- ホイールとのバランス
キャンバー角を決める際は、この3つのバランスを考えながら決めていくとスムーズです。
順番に解説していきます。
車体とのバランス
キャンバー角を決める際は、車体の形状をよく観察する事も大切です。
当たり前の事かもしれませんが、車体の形状は車によって大きく異なります。
- ピラーの角度
- フェンダーの形
ポイントによく挙げられるのがこの2つです。
■2つの車を比較してみる
1枚のワゴンRはボディからフェンダーに掛けて、ほぼ垂直に落ちているのが分かると思います。
このようなボディ形状で、ガッツリキャンバー角を付けてしまうと、車体のバランスとキャンバーのバランスがぐちゃぐちゃです…
その一方で、2枚目のBMWはピラーにある程度角度が付いた形状をしているため、タイヤの角度との繋がりが綺麗ですよね?
好き好みがあるため、賛否両論ありますが車体のバランスとキャンバーのバランスを見ながらキャンバー角をつけるとバランスの良いスタイルになると思います。
前後のバランス
車体とのバランスも大事ですが、前後のバランスはもっと大切です。
個人的には【前後のバランス】がもっと重要だと考えています。
例えば、フロントはほとんどキャンバーが付いていないのに、リアだけガッツリキャンバーを付けていたらどうでしょうか?
前後を見比べた時に前後のキャンバー比率がかけ離れてしまっていると、ぱっと見でバランスが悪い印象を与えかねません…
そのため、キャンバー角を決める際は…
- 基準を決めてあげることが大切
基準はどちらでも構いません。フロントならフロント、リアならリア。
どちらかの角度をある程度で決めて、その角度にもう片方を合わせてあげるとバランスの良いスタイルになると思います。
ホイールとのバランス
最後はホイールとのバランスです。
これはオマケ程度です。ホイールは後から変えてしまえば関係ないハナシですからね。
- ホイールの太さ
- ホイールのオフセット
ホイールとキャンバー角のバランスはこの2つを基準に考えます。
カスタム車両におけるキャンバー角は、太いホイールを履かせるまた、オフセットの厳しいホイールを履かせるために行われるのが多い考え方。
ホイールは細いのに、無闇にキャンバー角を付けていると、タイヤを見た際に貧弱感で生まれます。
この貧弱感は、見た目に結構響きます。
もし、キャンバー角をガッツリ付けたい!と思うのであれば少し太いホイールを選択肢に入れるとバランスが取りやすいです。
キャンバー角は前後差2.3度がベスト
先ほどお話しした、前後のキャンバーのバランスですが個人的に…
リアキャンバーがフロントキャンバーより、2.3度差が付いていると見た目のバランスが綺麗に見えます。
あくまで、個人的な1意見に過ぎませんが、イベント等にエントリーしている車やSNS上で見かけるいわゆる【受けのいい】車って前後のキャンバー差が2.3度に収まっている車が多い。
そんな理由からいつも前後のキャンバー差は、2.3度以内に収まるように心掛けています。
まとめ
これからキャンバー角を付けるもしくはキャンバー調整を行うという方は参考にしてみて下さい。
この記事をまとめると…
- 車体とのバランス
- 前後のバランス
- ホイールとのバランス
この3つを考えながら、キャンバー角を決めていくとスムーズです。
それでは。
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