ハンドルを切ったまま、車を駐車しておくと良くない。という意見を耳にしましたが、一体何が良くないんだろう…?
こんな疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。
多くの方は、ハンドルを真っ直ぐの状態に戻して駐車しますが、中にはハンドルを切ったまま駐車している車もちらほら見受けます。現在住んでいるアパートの駐車場で隣に停めているおばさんはその部類。
そこでこの記事では、車のハンドルを切ったまま駐車しない方が良い理由についてお話ししていきます。
ハンドルを切ったまま駐車しない方が良い理由
車を駐車する際に、ハンドルを切ったまま駐車しない方が良い理由は、車の足回りに使用されているブッシュやゴムブーツに負担を掛けた状態になってしまうので、ハンドルを切ったまま駐車しない方が良いというのが大きな理由です。
一番負担が大きくなるのは、ドライブシャフトのブーツです。
ハンドルを切ると、ハブに固定されているドライブシャフトブーツは引っ張られたような形になります。そうなると、ドライブシャフトに付けられているブーツは、引っ張られた状態で放置されることになるので、負荷が掛かりっぱなしです。
一度ハンドルを全開に切った状態で、タイヤハウスの中を覗き込んでみると、よくその状態が分かると思います。
このような状態を長く頻繁に作っていると、確実に寿命を低下させます。もちろん、一回ハンドルを切った状態で駐車したぐらいでは何のこっちゃありませんよ…。
中には、パワーステアリングの油圧が…。という意見もあるようですが、そこは気にする必要はありません。
車を動かす際、危ない思いをする可能性も
これは昔大学生時代に、レンタカー屋でアルバイトをしていた際に、経験した話ですが、ハンドルがちょうど一周切られている状態で駐車している車を急いで出そうとした際、ハンドルが切られていることに気が付かず、車がいきなり曲がり出すので、何度か冷や汗をかいた経験があります。
たまにバカな従業員がハンドルを切った状態で駐車していることがあってね。
急いで車庫の整理なんかをしている時なんかに何度かぶつけそうになりました…。
絶対そんなことない…。
そう思われる方もいらっしゃるかと思いますが、本当に急いで車を出そうとすると、ハンドルが切られていることに気が付けず、そのようなことになります。ハンドルのセンターが明らかにズレていれば話は別なんですが…。
急がなきゃ話なんですけどね…。車に乗り込む際にハンドルが切れていることにも気が付かないようなケースも当然あり得ます。
路駐する際にハンドルを切って停車している理由
高速道路等で警察車両やJAF、道路公団の車両が路肩にハンドルを切った状態で、車を駐車している姿を見たことがある人も多いと思います。
街中等でも、配達員の方なんかがトラックのハンドルを切った状態で停車しているケースもありますね。
あれにはちゃんと理由があり、駐車している車に別の車が追突した際、駐車している車が道路側に押し出されて二次被害を防ぐための防止策として、ハンドルを道路とは反対側に向けて切った状態で駐車しています。
あれは完全に話が別ですね。(念の為、書いておきました。)
まとめ
車を駐車する際に、ハンドルを切ったまま駐車してはいけない理由は、ドライブシャフトブーツを初め足回りのゴムブッシュやゴムブーツに余計な負担を長時間掛け続けてしまうため、寿命を減らす行為につながるのでやめておいた方が良いと思います。
また、車を出す際に、ハンドルを切っていることに気が付かず車を動かしてしまうと、隣の車にぶつかってしまったりなんてことも容易に想像が出来ます。
あとは、側から見て車の運転が下手そうに見えるので、駐車時はハンドルを真っ直ぐにして停めておくことをお勧めします。街中で、ハンドルを目一杯切った状態で駐車してある車って、かなりの確率でボコボコだったりしますね…。笑
どのような原因で車をぶつけているのかまで知りませんが…。
それでは。
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