エンジンをボアアップした際に必要となってくる、オイルクーラー。エンジンの冷却効率を上げる役割があります。
そろそろオイルクーラーの取り付けを検討している。
そんなユーザーに向けて、シャリーにオイルクーラーを取り付ける方法について詳しく解説していきます。
これからシャリーにオイルクーラーを取り付けようとしている方必見です。
シャリーにオイルクーラー取り付けに必要なもの
- オイルクーラー本体
- 取り付け用ステー
- オイルの取り出し口
- オイルホース
- エンジンオイル(補充用)
これらの部品が取り付けに必要になります。
エンジンオイルは、オイルクーラーにオイルが流れて、エンジン内のオイル量が減ってしまった時のみ必要になります。
オイルクーラーの取り付け前の決定事項
シャリーにオイルクーラーを取り付ける際には、以下の順番に物事を決めていくとスムーズです。
- オイルクーラー取り付け位置を決める
- オイルクーラーの選択
- オイルラインの取り出し口を決める
1つずつポイントを添えて解説していきます。
オイルクーラー取り付け位置
まずは、オイルクーラーを取り付ける位置を決めていきます。
とは言え、シャリーの取り付け位置は限られています。
- シリンダー下
- フロントフォーク
- フレーム(横向き)
僕自身、シャリーのオイルクーラー取り付けはシリンダー下しか試した事がないので、この記事ではシリンダー下への配置について解説を続けます。
最も王道で、見栄えが良い配置はシリンダー下です。
シャコタンスタイルにはシリンダー下が1番しっくりしますね。
オイルクーラーとステーの選択
取り付け位置を決めたら、オイルクーラー本体と取り付け用のステーを購入します。
今回のシャリーに取り付けているのが以下。
- 武川製 オイルクーラー(3段コア)
- ミニモト製 シリンダー下ステー
オイルクーラー、オイルクーラーの取り付けステー共にシャリー用という商品はありません。
どちらもモンキー用として販売されているものを使っていきます。
オイルクーラーの取り付けピッチと、取り付け用ステーのピッチが合うか?これを確認しましょう。
ミニモトから発売されている、取り付け用ステーのピッチはボルト間【90ミリ】です。
このステーを使う場合は武川、もしくは中華製のオイルクーラーを使う必要があります。
シフトアップなどの取り付けピッチが異なるオイルクーラーは固定出来ません。
オイルラインの取り出し口を決める
オイルラインの取り出し口は2か所あります。
- ヘッド横
- スペクラ
武川製のスペシャルクラッチを取り付けていない場合は、ヘッド横からオイルラインを取り回します。
今回取り付けた車両は、スペクラ装着済みでしたのでスペクラから取り回しています。
シャリーの場合オイルラインが見えない方がスマートに仕上がるので、スペクラ装着の場合でも、ヘッド横からの取り回しでも良いよな気がします。
ヘッド横から取ると、オイルクーラーまでの距離が短くなるので、ホースがかさばらなくて綺麗な見た目になります。
もし、ホースにまとまりが出ない場合は、ホースクランプを使うと綺麗にまとまります。金額もお手頃なのでおすすめです。
ヘッド横からオイルラインを取る場合、オイルクーラーの取り出し口は【6vエンジン】【12vエンジン】それぞれ異なります。
■6vエンジン用
■12vエンジン用
購入の際は、商品説明をよく読んでから購入するようにしましょう。
オイルクーラーの取り付け
作業時の写真が1枚もありませんがご了承下さい…
- ステーの固定
- オイルクーラーの取り付け
- オイルラインの取り出し口取り付け
- ホースの取り付け
作業の順番はこんな感じです。
オイルクーラーのステーは、ヘッドを固定する下側2本のナットを付属の高ナットに交換します。
交換した高ナットにボルトでステーを固定してあげれば良いだけなので簡単です。
ステーの取り付けが出来たらオイルクーラーを付けて、取り出し口を取り付けます。
ヘッド横からオイルラインを取る場合は、丸印3か所のボルトを外して取り出し口に付け替えるだけです。
真ん中のボルトを外すと、反対側のカムカバーが落ちてしまうので注意しましょう。
取り付けの際も、反対側のカムカバーを押さえながらボルトを締めてあげましょう。
オイルクーラーのホースはどのように取り回しても構いません。オイルクーラーにホースを差し込む向き(オイルの流れ)も気にしなくて大丈夫です。
オイルクーラーにオイルの流れる向きは関係ありません。右から左に流れようと、左から右に流れようと何の問題もありません。
取り回しやすいようにホースを固定してあげましょう。
ホースを固定すれば作業完了です。
オイルクーラー取り付け後は、エンジンを始動させ2つほどチェックして下さい。
- オイルの漏れ
- オイル量
オイルクーラーにエンジンオイルが残りっぱなしになるため、オイル量が減っている場合があります。その場合はエンジンオイルを入れたしてあげましょう。
エア抜きをしなきゃだめだよ!という方がいらっしゃますが、エンジン内の圧力は大気放出されているのでエアーは自然に抜けていきます。
そのため、エア抜きはしなくても何の問題もありません。
まとめ
オイルクーラーの取り付け作業はそれほど大変な作業ではありません。
- オイルクーラー
- 取り出し口
- 取り付け用ステー
- オイルホース
これらの用意さえしてしまえば、誰にでも簡単に出来る作業です。
是非チャレンジしてみて下さい。
それでは。
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