先日、車にバイクをトランポしたところ…。
バイクを固定する場所や注意点があれば教えて下さい。
このような質問(コメント)を頂きました。
そこでこの記事では、バイクをトランポする際の固定方法から注意点について紹介していきます。また、固定が終わった後に、バイクがしっかり固定されているかどうかの判断基準についても合わせて紹介していきます。
バイクをトランポする際の固定場所
車にバイクを乗せてトランポする際の固定方法は、車種によって変わりますが、いずれかの場所にタイダウンを引っ掛けてバイクを固定するケースが大半です。
- シートの固定金具
- シートベルトの付け根
- アイボルトを使用する
ミニバン等にバイクを乗せる場合は、後部座席を横に折り畳むような形でスペースを作れる車種が多いと思います。(ノアやステップワゴンなどの車格)
この場合は、シートを折り畳む際に、後部座席をフロア部分にロックしているフックが空くので、そちらで固定するのが楽で良いかと思います。
ただ、車種によってはシートを横に折り畳むわけではなく、前方に倒してスペースを作る場合も多いと思います。その場合は、先ほど紹介したようなシートの固定金具は存在しませんので、シートベルトの付け根にタイダウンのフックを引っ掛けて固定するのがお勧めです。
ただ、ここに関しては頻繁に引っ張っているとシートベルトの劣化にも繋がるので使用頻度が多い方にはあまりお勧めはしません…。
もし頻繁にトランポをするようであれば、フロアにあるボルトをフックが掛けられるタイプのボルトに交換して、そこにタイダウンを引っ掛けて固定する方が良いと思います。
シートの固定ボルトをそれに変えちゃうとか。知り合いの方は、トランポする頻度が多いため、ボルトを変更してそこにタイダウンの固定をしていました。
アイボルトと呼ばれるボルトです。
固定時のポイントと注意点
車の中にバイクを積み込み、バイクをタイダウンで固定する際のポイントというか注意点は以下の通りです。
- タイダウンの使用する本数
- ハンドルが動かないように固定する
- ブレーキをロックしておく
- バイクを前方か後方に突き当てる
まず初めにバイクを固定する際に使用するタイダウンの数ですが、最低でも3本は用意した方が良いと思います。フロント側に2本使用し、両サイドから引っ張ってやることで、ハンドルが左右に振れるのを防ぎます。
そしてもう1本のタイダウンで後方側をサイドスタンド側に引っ張っておいてやれば、バイクがガッチリ固定されます。
これに合わせてもう1つのポイントは、フロントブレーキなりリアブレーキをロックさせておく点です。(ブレーキを掛けた状態にしておく。)
バイクによっては、ブレーキレバー部分にブレーキをロックしておく機能が付いていたりもしますが、必ずあるとは限りません。(スクーターによくありますね。)もしそのような機能がない場合は、ブレーキレバーを握った状態で、タイラップや紐等でレバーを握った状態にしておけばOKです。
もしどうしてもブレーキを掛けた状態にしておけないバイクであれば、タイヤの前方を車にどこかに突き当てて前方よりにバイクを引っ張る形でタイダウンを引っ張ってやると、前後方向へバイクが動くの防ぐことが可能です。
ただ、この方法を取る場合、シートの座面にバイクを突き当てる形になると思います。
そのため、人が座っていないところでバイクを突き当ててやる必要があるため、助手席にも人が座る場合はこの方法はお勧め出来ません…。もし万が一事故にあった際、前方に座っている方が後方からバイクに押し付けられる形で衝撃を受けてしまいます。
その辺りは良く良く視野に入れておくことをお勧めします。
ちゃんと固定されているか確認する方法
バイクを車に積み込み、タイダウンでバイクを固定した後に必ずやらなくてはいけないんが、ちゃんとバイクが固定されており、走行中にバイクが動かないかどうかを確認しておく必要があります。
この時の確認方法ですが、バイクをタイダウンで固定した後に、車を手で揺すって車の横揺れ縦揺れと中に積んであるバイクの動きが完全に連動しているかどうかを確認してやればOKです。
僕の場合は、横方向に揺らし、パーキングブレーキを解除した状態で前後方向へも軽く揺らして確認します。(MT車だと…。ですが。)
車を揺すった際に、車と中のバイクが完全に同じ動きをしていれば、バイクの固定がバッチリです。
この時、車の動きと中のバイクが別の動きをするようであれば、固定がちゃんと出来ていない状態になりますので、固定をやり直す必要があります。
まとめ
バイクをトランポする場合の固定箇所ですが、以下のような場所で固定することになると思います。
- シートのキャッチ
- シートベルトの付け根
もしタイダウンの固定場所に困ったら、アイボルトを購入して車体フロア部分に使用されているボルトを交換して引っ掛けてやる方法もありますので、車体側を確認してアイボルトの購入をお勧めします。
特にトランポする頻度が高い人にはお勧めです。
それでは。
▪️関連記事はこちら