先日、友人より車を乗り換えるから、フォルクスワーゲンのup!を売却して欲しい….。下取りに出そうとしたら、安過ぎて…。とお願いされまして。
車検が近い車になるので、オークション出品前に車の状態確認をするために、ジャッキアップし車の下回り状況の確認作業を行いました。
そこでこの記事では、【フォルクスワーゲン】up!のジャッキアップポイントについて紹介していきます。
【フォルクスワーゲン】up!のジャッキアップポイント
【フォルクスワーゲン】up!のジャッキアップポイントをメーカーの取扱説明書を確認してみると、車載ジャッキもしくはリフトを使用した際のポイントしか記載がありません。
以下画像参照。
▪️取扱説明書詳細
そのため、ジャッキアップポイントに戸惑う方も珍しくないかと思います。
フロントとリアそれぞれのジャッキアップポイントについて紹介していきます。
フロント
up!のフロントをジャッキアップする際には、サスペンションメンバーの取り付けボルト付近にガレージジャッキを掛けてジャッキアップすることが可能です。
上の画像の赤丸部分と矢印部分がそれに当たります。
- 赤丸 ロアアームの取り付けボルト
- 矢印 サスペンションメンバーの取り付けボルト
個人的にはサスペンションメンバーと車体を固定している矢印部分のボルト箇所が最も無難かと思います。
もしくは、こちらの画像の丸部分もジャッキアップ可能です。(フォルクスワーゲンの正規ディーラーの人間に確認済み)
リア
リア周りに関しては、ガレージジャッキが掛けられそうな箇所がぱっと見で見当たりませんね…。ちなみに、この車はフォーシング(アクスル、トーションビーム)にジャッキは掛けてはいけません。
※取扱説明書に注意書き有り。
そのため、フロントのサイド部分(ジャッキアップポイント)にジャッキを掛けて、リアを一緒に浮かせてやるのが最も簡単なジャッキアップ方法かと思われます。(多分他に掛けられる場所もあるはずですが、自分の車ではないので特に試していません。)
欧州車のコンパクトカーはリアのジャッキアップポイントがあまりない車が多い印象です。ただ、欧州車はボディ剛性が強くこの方法でも簡単にリアが浮いてくれるので、リジットラックが掛けられます。
以前乗っていたミニクーパーの時もリアはこの方法でジャッキアップしていました。
リジットラックを掛ける場所
リジットラックを掛ける場所に関しては、側面のジャッキアップポイントに掛けてやるのが最も無難です。他にも、フロントであればサスペンションメンバーに掛ける方法も可能です。
サスペンションメンバーでジャッキアップしてサイドにリジットラックを掛けても良いし、サイドでジャッキアップをしてサスペンションメンバーにリジットラックを掛けても大丈夫ですので、好きな方に。
サイド側のジャッキアップポイントに、リジットラックを掛けたほうが安定はしやすいかと思います。
まとめ
up!のジャッキアップポイントは、フロントに関してはサスペンションメンバーに掛けるなり、サスペンションメンバーの少し横にある出っ張り部分にガレージジャッキを掛けることが可能です。
※本文中で解説済み。
リアに関しては、ガレージジャッキを掛ける場所が少ないので、少々苦戦されるかもしれません。
アクスルにジャッキを掛けてしまうと、アクスルが曲がってしまうのでそれだけは注意です。最後に少々余談ですが、up!のホイールボルトの締め付けトルクは【110Nm】です。
それでは。
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