モンキーの車高を下げたら、スイングアームやバックステップとドライブチェーンが干渉してしまうのですが、どう対策すれば良いんのかイマイチ分かりません。
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、モンキーの車高を下げた際にドライブチェーンが干渉してしまった際の対策方法についてお話ししてきます。
【モンキー】ドライブチェーンが干渉する際の対策
モンキーに限らずですが、車高を下げていくとドライブチェーンがスイングアームであったり、バックステップ装着車の場合はバックステップとの干渉が起こる可能性があります。
その際、車高を上げる以外の対策方法としては、3パターンの対策方法があります。
- チェーンスライダーを付ける
- ガイドローラーを取り付ける
- スプロケットを大きくする
チェーンスライダーを付ける
スイングアームとドライブチェーンが干渉して、スイングアームを削ってしまわないようにするための【チェーンスライダー】と呼ばれる部品が存在します。
チェーンスライダーを取り付けてやることで、スイングアームとチェーンが直接干渉しなくなるため、干渉によりスイングアームがボロボロになるのを防げたり、干渉音を抑えることが可能です。
サスペンションがストロークしたり、チェーンが貼ったり伸びたりする際だけに干渉している程度であれば、チェーンスライダーを取り付けるだけでかなり状況は良くなります。
しかしながら、常に干渉しているようなケースであれば、チェーンスライダーをつけてもすぐにチェーンスライダーが削れてしまうので、この対策は当てにできないが事実です…。
ガイドローラーを付ける
ドライブチェーンが干渉しないように、ガイドローラーを取り付けてバックステップやスイングアームを守る方法が最も有効的です。
上の画像はバックステップの例ですが、スイングアームとチェーンの干渉を防ぐために、スイングアーム箇所にガイドローラーを取り付け、チェーンを抑えるような形で対策することも可能です。
汎用品のガイドローラーであれば、価格帯も安く取り付け方法もボルト1本で固定してやるだけなので、簡単に対策可能です。
ただし、都合良くスイングアームにガイドローラーを取り付ける用のボルト穴は空いていませんので、加工等をして固定出来る場所を設けてやる必要があるのでそこが難点になる人も多いかもしれません…。
スプロケットを大きくする
最後の方法としては、現在使用しているスプロケットを大きいものに変更して、スイングアームやバックステップとドライブチェーンのクリランスを確保する方法です。
バックステップとの干渉はさておき、スイングアームとドライブチェーンが干渉しているユーザーの多くは、スプロケットが小さ過ぎるケースが多いです。先日、質問をくれたモンキーのオーナーさんもフロントのスプロケットサイズが14丁でした。
このように現在のスプロケットサイズが小さい場合は、前後のスプロケットサイズを上げてやることで、干渉が改善するケースが多いです。
スプロケットのサイズを上げてやれば、それだけドライブチェーンが外側に行くので、干渉を対策することが可能です。
フロント(エンジン側)のスプロケットを【16丁】に変更し、現在のギア比とさほど変化が出ないように、リアのスプロケットも現在のセッティングに合わせるよう大きくしてやれば、ギア比を狂わすことなく、前後のスプロケットを大きくすることが可能です。
※フロントのスプロケットを17丁にしてしまうと、ジェネレーターカバーと干渉してしまう場合があるので注意です。
スプロケットのサイズを大きくすると、現在使用しているドライブチェーンのリンク数が足りなくなってしまうので、必然的にドライブチェーンの交換も必要になります。
まとめ
モンキーの車高を下げると、ドライブチェーンがスイングアームやバックステップ等に干渉してしまう場合があります。
- チェーンスライダーを付ける
- ガイドローラーを付ける
- スプロケットのサイズを上げる
人によって有効的な対策方法は異なりますが、スイングアームとチェーンが干渉しているケースは、スプロケットサイズが少し小さ過ぎるケースが目立ちます。
まずは、スプロケットサイズを見直し、それでも改善しない場合はチェーンスライダーを取り付けたり、ガイドローラーを取り付けて、干渉を防ぐ方法を取るほかありません。
それでは。
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