モンキー限らずですが、バックステップを取り付けた状態で車高を下げてしまうと、ドライブチェーンがバックステップの取り付けカラーにガッツリ干渉してしまいます。
そこで、今回干渉しても大丈夫なようにチェーンガイドローラーの取り付けを行いましたので、チェーンガイドローラーの取り付けについて紹介していきます。
基本的には、どこのバックステップを取り付けていても、作業内容はほとんど同じです。
使用するガイドローラー
今回、使用したチェーンガイドローラーは、Gクラフトさんから出ている品番【32111】チェーンローラーです。
元々は、ダックスやシャリーを組み込む際に使用していた汎用品を使用する予定だったのですが、スイングアームの固定方法が、ダックスシャリーとは異なり、アームがフレームの外側に出てきてしまうため、スペース的に無理でした…。
海外からの取り寄せで1ヶ月も待ったのに、届くまで全く気が付きませんでした…。
最終的にはこのローラーも使用。後ほどそれも合わせて紹介します。
【モンキー】チェーンガイドローラー取り付け
まず初めに、エンジンマウント部分を固定しているボルトかつ、バックステップを固定しているボルトを取り外します。
今回、取り付けているスペシャルパーツハライチさんのバックステップは、左右にカラーが入り両側からナットでバックステップを固定するタイプなので、少々短いボルトに交換します。
※ボルト交換が必要か否かは、使用しているバックステップによりけりです。Gクラフトさんのバックステップを使用していれば、交換は当然不要。他のメーカーでも交換が必要なケースは稀かも。
- 上側 SPI純正ボルト
- 下側 これから使用するボルト
ブレーキ側は今まで通り、外側からナットで固定するので、その分の長さが必要です。
チェーンローラーはバラバラで届くので、本体とローラーの間にグリスを塗ってクリップを固定し、組み付けてやる必要があります。使用するグリスは何でも良いと思います。
今回は車に使用しているシャーシグリスを使用しています。
あとはこれまで取り付けられていた、カラー部分を購入したチェーンガイドローラーと組み替えるだけです。
これでバックステップのカラー部分を削ることなく、走行することが可能です。チェーンガイドローラーのゴム部分は消耗品なので、すり減ったら交換が必要です…。
その時は、メーカーからローラー部分だけ購入することが可能です。
おそらく、リアをワイド化している場合は、ローラー部分の端を使用するので反転させれば、もう一度使えそうな気がします。
ガイドローラーを取り付け後、走行してみると、今後はバックステップの上側の干渉が気になるようになったため、ステップのステーを切断して、以前購入したローラーを挟み込み取り付け。
ローラーの厚み分をカットして、挟み込んでボルトにて締め込んであるだけです。
ステーをカットしてしまうと、ネジ山の残量がかなり少なくなりますので、この取り付けをする場合はステーのネジ穴を切り足す必要がありますので注意です。
ステップ固定部分のネジはM8P1.25なので、下穴の6.8mmの穴を切り足し、残っているネジ山をガイドにハンドタップにて切りたせばOKです。
まとめ
バックステップを取り付け、車高を下げる場合はどこのメーカーのバックステップを使用するにしても、ドライブチェーンとの干渉は避けられないと思います。
スペースが狭く、汎用品が使用出来ないので、Gクラフトさんのチェーンローラーを購入するのが最も手っ取り早い解決策になります。
どうしても汎用品を使用したい場合は、バックステップの別のところに、ローラーを着けてチェーンが上側に移動出来ないようにするなどすれば、バックステップのカラーを削らずに済むと思います。
車高によっては、ある程度ローラーをチェーンに押し当てる形になってしまうので、ローラーの摩耗スピードは速くなってしまいますが…。
それでは。
▪️関連記事はこちら