車のバッテリーを交換しようと思っているんだけど、バックアップは取った方が良いのかな?
こんな疑問を持たれる方も少なくありません。
そこでこの記事では、車のバッテリーを交換する際にはバックアップは必要なのか?というテーマでお話ししていきます。
バッテリー交換をする際、バックアップは必要?
車のバッテリー交換をする際、バックアップを取りながら作業しないとだめだ。という人もいれば、バックアップなんて必要ない。という人もいます。
バックアップを取らないとECUがリセットされてしまうので、バックアップを取った方が良いという考えの人が多いですが、仮にECUがリセットされたからと言っても、走行に重要なデータが全て消える訳ではありません。そのため、バックアップを取らずにバッテリーを交換しても何も問題がないという見方も出来ます。
車によってもリセットされる部品や内容は異なりますが、基本的に全て再度設定をやり直せば元に戻せます。(完全に元に戻らないデータも有ります。)
僕自身が自分の車のバッテリー交換をする際や、作業の中でバッテリーを外すような機会でバックアップを取るときもあれば、取らずに作業する場合もあります。
これに関しては、人それぞれの考え方があるので、一概にどっちが正解かをお伝えすることは出来ません。
次に、バックアップを取らずにバッテリー交換をしたりバッテリーを一時的に外すとどのような事が起きるのか?という点についてお話しします。これらを踏まえた上でバックアップを取るか否か判断すれば良いと思います。
バックアップを取らないとどうなる?
バックアップを取らずにバッテリー交換をすると、車のさまざまな設定がリセットされるため、以下のような事が発生します。
- オドメーターがリセットされる
- 時計がズレる
- ナビやオーディオの設定がリセットされる
- ウィンドーのオート設定が解除される
- ステアリングセンサーのリセット
- バックドアが開かなくなる
- バックカメラが映らなくなる
- アイドリン不調になる
全ての事が必ず起こるわけではありませんが、起こりうる可能性がある症状を簡単に挙げました。
仮にリセットされても、再度設定をやり直せば元に戻せるので、それほど気にする必要は無いと思います。
最近の車は電子制御している部品が増えているので、【ステアリングセンサー】や【バックドアオープナー】、【バックカメラ】等の設定が必要になる車もあります。(ちなみにこれはプリウスのハナシ。)
トランクドアを電子制御している車も増えているので、トランクが開かなくなる車があります。(再度設定をやり直すだけで元に戻るので問題無し。)
アイドリングが不安定になる理由については、こちらの記事で紹介していますので、こちらをご覧下さい。一時的にアイドリングが不安定になったりすることがありますが、ECUが再学習をすると改善するので、問題ないと言えば問題ない点ではあります。
まとめ
車のバッテリー交換をする際には、再度設定をやり直すのが面倒な場合は、バックアップを取ればいいし、そうでないのであれば、バックアップを取らずに作業しても問題ありません。
整備士を務める友人にも話を聞きましたが、バッテリー交換をする際にバックアップはほとんど取らずにバッテリーを外して作業するね。とのことでした。
バッテリー交換をした後に色々設定をやり直すのは面倒だな…。
そんな方は、バックアップを取りながらバッテリーの交換をすることをお勧めします。バックアップを取ると言っても、パソコンやスマホのようにどこか別の場所にデータを保存するようなやり方ではないので誰でも簡単にバックアップを取りながらの作業が可能です。
バックアップを取りながらの作業方法は、こちらの記事で紹介しています。
それでは。
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