先日、知り合いの方よりバックカメラの取り付けを頼まれ、バックカメラの取り付け作業を行いました。
バックカメラを取り付けたいんだけど、自分で取り付け出来るかな?
こんな人のために、この記事ではバックカメラの取り付け方法をなるべく分かりやすく紹介していきます。
使う工具
- 内張外し
- 配線通し
配線通しを持っていない場合は、針金でも代用可能です。
今回は、針金を使用しています。針金だと少々硬すぎるため、扱いにくいですが…。
【DIY】バックカメラ取り付け方法
バックカメラの取り付け手順は以下の通りです。
- カメラの取り付け位置を決める
- トランクパネルから車内に配線を通す
- カメラの電源用配線を接続する
- 配線をナビ裏まで運ぶ
- ナビ裏にRCAケーブルを差し込む
バックカメラの配線は全部で3箇所接続箇所があります。言い方を変えれば、この3本の線を接続するだけなので、それほど大変な作業ではありません。
- バックカメラの電源(プラス)
- バックカメラのアース(マイナス)
- 映像出力用のRCAケーブル(ナビに挿す)
これに加えて、車体側から出ているバック信号とナビを接続しておく必要があります。バック信号をナビに取り入れないと、ナビのモニターがカメラの映像に切り替わりません。
すでに接続されているパターンがほとんどかと思いますが、もしバックカメラの動作が作動しない場合やモニターが切り替わらない場合は、バック信号とナビの接続を確認してみて下さい。
▪️今回使用したバックカメラ
安いバックカメラもたくさんありますが、安物を使用するとすぐにレンズが曇ったりするので、今回はカロッツェリのカメラを使用しました。
カメラの取り付け位置を決める
まず初めに、バックカメラの取り付け位置だけ決めてめおきます。先にこれを決めた方が配線の取り回しがイメージしやすくなります。(最後に決めても大丈夫ですが…。)
カメラの取り付けは、ナビに映し出される映像を見ながら、カメラの向きを最終決定するので最後です。
※ネジでカメラの向きを気軽に変えられる場合は、先に固定しておいても問題ありませんが…。
今回の車両は、純正のバックカメラ用のブラケットとカメラ用の穴が空いているアウターハンドルを使用しているので、穴を開けたりはしていません。
本来(純正のバックカメラ)であれば、ネジでブラケットにカメラが取り付け出来るのですが、今回は純正ではなくカロッツェリアのカメラを取り付けましたので、接着剤にてカメラをブラケットに固定しています。(防水処理も含め。)
純正のブラケットは持ってないし、穴も開けたくないという方は、ナンバープレートの固定ネジから、配線を内側に通せる商品があるので、それを購入すると良いと思います。
バックカメラからネジが出ているので、ナンバープレートのネジの代用になりつつ、配線をトランクパネルの内側に引き込むことが可能になります。
トランクパネルから車内に配線を通す
バックカメラから出てくる電源用の配線を、トランクパネルの中を通して車内に配線を通しいきます。
トランクパネルの内張を外して、配線通しを使いながら、トランク側から車内に配線を通しているジャバラの中を通して、バックカメラの配線を車内に引き込みます。
ジャバラの中にバックカメラの配線を通し終えたら、車体側の穴に配線を入れ込み、ウェザーストリップを外して天張の隙間から、配線を引っ張り出します。
この後、この配線は一度下側に回して、プラスとマイナスの配線接続を行います。
カメラの電源用配線を接続する
配線をナビ裏に持っていく前に、リア周りからバックカメラの電源用配線(プラスとマイナス)を接続しておきます。
- プラス バックランプのプラスと接続
- マイナス ボディアース
内張を外すと、テールランプの配線が丸見えになりますので、その配線の中からバックランプの配線を見つけて、バックランプのプラス配線に接続すればOKです。
今回の車両(スズキ)は、上の画像のピンクがバックランプの配線になっていましたので、ここにバックカメラのプラス線を接続しています。
バックランプの配線を探す際には、検電テスターを使用し、バックギアに入れた状態とパーキングに入れた状態で確認すれば判断可能です。
マイナス(アース側)に関しては、すでにボディアースしてある純正の配線があると思うので、そちらのボルトを外して共締めすればOKです。カロッツェリアのカメラに付属してきた配線のマイナス側は、アース端子が組み込まれてありますので取付するだけ。
配線をナビ裏まで運ぶ
プラス側とマイナス側の配線を接続したら、再び配線を天張側に持っていき、フロント側まで配線を通していきます。
今回は、天張側に配線を通していますが、下側を通しても問題ありません。今回は取付車種が軽自動車なので、配線の距離をなるべく稼ぐために上側を通しています。
※サイドのエアバックも無いし。
もし、側面側のエアバックが装着されている車の場合は、天張側でなく足元側を通すことをお勧めします。
最後はAピラを通して、ナビ裏にバックカメラから出ているRCAケーブルを持っていきます。
ナビ裏にRCAケーブルを差し込む
RCAケーブルがナビ裏まで運べたら、その配線をナビに差し込めばバックカメラの配線接続は全て完了です。
今回のナビは、ナビ裏に映像出力用のRCAケーブル差し込み口があるタイプだったので、直接ナビ裏に差し込んでありますが、多くの社外ナビの場合は、ナビに直接RCAケーブルが刺さりません。
下の画像のように専用の配線を使ってバックカメラの映像を入力してやります。
カロッツェリアのナビの場合は、この配線からバックカメラやサブウーハーの入力を行います。そのため、バックカメラやサブウーハーを取り付けていない車の場合、ナビにこの配線がない場合があります。
もしバックカメラの接続後にバックカメラが映らない場合は、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
- 画面が切り変わらない
- 画面が真っ暗になる
まとめ
カメラの位置を決めたら、トランクパネルの中に配線を通して車内に引き込めたら、あとはカメラのプラスとマイナスの配線をテールランプ周りから取り、RCAケーブルをナビ裏まで運んで接続すれば、最後にカメラの映像を見ながらカメラの角度を決めて作業完了です。
接続する配線の数は、全部で3本しかありませんので、配線の引き込みさえ行えれば比較的簡単に作業が可能です。
- バックカメラの電源(プラス)
- バックカメラのアース(マイナス)
- 映像出力用のRCAケーブル(ナビに挿す)
バックカメラの設定をしているのに、映像が切り替わらない場合は、ナビにバック信号の配線が引き込まれているか確認して下さい。
※車速センサーとパーキング信号とセットになっているやつです。(バック信号だけセットになっていない車種もあります。)
カメラの配線を通すのに、穴を開ける必要がある場合があります。今回のように純正のバックカメラ取り付け用のブラケットとアウターハンドルを使用すれば加工なしでの取り付けが可能です。
もし、穴を開けたく無いのであれば、ネジ式になっていてナンバープレートの固定ネジと併用になるタイプのカメラを購入されると良いと思います。
それでは。
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