角目シャリーを弄っているのですが、角目シャリーのフロントフォークを切断して、アウターカット用のアダプターとタップダイスを用意すれば、初期型のフォークと同様に、ガイドキャップとダストブーツを取り付けできる仕様に変更することは可能でしょうか?
先日、当サイトの読者様からこんな質問を頂きました。
そこでこの記事では、角目シャリーのフロントフォークはアウターカット出来るのか?初期型同様に、ガイドキャップの取り付けが可能なのか?というテーマでお話ししていきます。
角目シャリーのフォークはアウターカットできる?
角目シャリーのフロントフォークは、初期型のシャリーやモンキーのフロントフォークのアウター径が異なるため、フロントフォークのアウターを切断して、ネジ山を切ったとしても、ガイドキャップを取り付けられる仕様に変更することは出来ません。
モンキーや初期型シャリー、ダックスのフロントアウター径は【34ミリ】ですが、角目シャリーの場合はそれより径が太いです…。
5Lモンキーやゴリラのフロントフォークも角目シャリーと同様に、ガイドキャップが付かない仕様になっていますが、あのフォークはガイドキャップが付くフォークと同じアウター径になっているので、ネジ山を作ってガイドキャップ仕様に変更が効きます。
そのため、仮に角目シャリーのフロントフォークを切断し、ネジ山を切ってもそれにあうガイドキャップが存在しません。ガイドキャップをワンオフすれば話は別ですが…。
角目シャリーのアウターカットをする方法
角目シャリーのアウターをカットしたい場合は、一度フロントフォークのアウターをカットし、短縮したい分を取り除き、再度フロントフォークの先端を溶接してやる必要があります。
アウターの下側にCクリップが存在するので、先端を切りっぱなしだと、インナーの抜け止めが無くなってしまいます。
そのため、一度切断した先端部分は再度溶接が必要です。
上の画像は角目シャリーのフロントフォークではなく、モンキーのフロントフォークになりますが、切断し溶接にてアウターカットを行なった様子を写した写真になりますので、やることは全く同じです。
この方法であれば、角目シャリーのフロントフォークでもアウターカットをすることが可能です。
詳しい作業内容については、こちらの記事をご覧ください。
溶接機とやる気さえあれば、DIYでも作業可能です。
まとめ
角目シャリーのフロントフォークは初期型シャリーやモンキー等のアウターよりも、径が1回り太くなっているため、切断しネジ山を切ったとしても、初期側と同様にガイドキャップを装着出来るようにはなりません…。
もし、アウターカットをしたい場合は、溶接にて短縮する方法しかありません。
角目シャリーを弄っている人の多くは、角目シャリーらしさを残すためか、初期型フォークではなく、角目シャリーのフロントフォークを溶接にてアウターを短縮しているユーザーが目立ちますね。
ガイドキャップ仕様を望まれるようなら、初期型シャリーやダックスのフロントフォークに交換することをお勧めします。角目シャリーにも、初期型のシャリーやダックスの純正フロントフォークが流用(ポン付け)可能です。
それでは。
▪️関連記事はこちら